【三河】#27 石井講祐選手 「昨シーズン以上の厳しさを持って。“心の底からつながった信頼関係”が勝利につながる」
シーホース三河 #27 石井講祐選手インタビュー(2024年6月1日取材)
―2023-24シーズンを振り返って
チーム体制が大きく変わり、新しいスタイル、雰囲気、文化を作っていく中で、みんなが優勝という目標に向かって一生懸命に取り組んで、ある程度形が見えるところまでチームを作り上げることができたという点ではよいシーズンだったと感じています。
チャンピオンシップ(CS)に出場することができ、あの舞台の雰囲気や緊張感、強度を自分たちの経験として肌で感じることができたことは、選手個人個人にとっても、シーホース三河というチームにとっても大きなことだったと思います。わずか2試合でしたけど、次へのモチベーションや課題を見つけるという上で、非常に重要な2試合でした。
―加入1年目でしたが、個人的にはいかがでしたか?
新しいスタイルに順応しながら、1回目(11月)のバイウィーク明けに連勝ができている時は僕もすごくいい形でプレーができていました。しかしその後は(西田)優大や(長野)誠史などケガ人が出てローテーションが変わり、チームも、僕自身も悩んだ時期がありました。
2回目(2月)のバイウィークで一度整理をして、そこからは気持ちの面を整理してプレーできたと個人的には感じています。終盤はプレータイムが減っていきましたが、その中でもできることを見つけて、やり続けることで、最後の三遠ネオフェニックス戦で結果を出すことができました。プロセスを大事にしてきたシーズンだったので、アップダウンはありましたが、次のシーズンにつながる終わり方ができたと思います。
―2度目のバイウィークにはどんなことを整理されたのですか?
僕は1本シュートが入ったらすごく喜ぶとか、1つの勝ち負けに対して喜び過ぎたり落胆し過ぎたりするのがあまり好きではなくて。過去を振り返っても、なるべく感情の上下動の幅を少なくしてプレーしている時の方が、自分らしくいられるいい状態だと感じています。
でも昨シーズンは、負けが込んでいた時期や自分の調子が上がってない時期は、その振り幅が大きくなっていました。シュートの入る・入らないなど個々の部分にフォーカスしてしまうことで、自分の感情やメンタルが影響を受けて、それがプレーにも出てしまったという反省があったので、結果に対して一喜一憂せず、試合中も含めて日々のやるべきことを淡々とやることに集中するようにしました。
そういう意味ではバイウィーク明けの大阪エヴェッサ戦くらいからは感情のコントロールがしっかりできていたと思います。例えばシュートが外れる、ミスをするという同じ結果であっても、自分の内部ではかなり受け取り方が違っていました。
―少し話が逸れてしまいますが、アスリートに限らず、感情をコントロールは大事なことだと思います。でも、言葉で言うほど簡単ではありません。石井選手はどのようにコントロールされたのでしょうか?
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