湧川颯斗選手(三遠ネオフェニックス)【ガチャガチャインタビュー 第5回】
ファン・ブースターの皆さんから募集した質問に選手がガチャガチャと答えていく「ガチャガチャインタビュー」。第5回のゲストは「湧川颯斗選手(三遠ネオフェニックス)」です。
皆さま、たくさんのご質問をありがとうございました!
Question
- 三遠ネオフェニックスへの移籍の決め手を教えてください。
- 三遠ネオフェニックスの選手・スタッフの印象は?
- ファンからは何と呼ばれたいですか? 他の選手達からは何という呼び名で呼ばれていますか?
- 目標にしている選手は?
- 以前、滋賀レイクスのYouTubeで川真田選手から『身体を大きくしたいから飯食って筋トレしろ!』と言われていましたが、その後変化はありましたか?
- ルーティーンはありますか?
- バスケットを始めてからずっと続けていることと、このオフシーズンに新しく始めたことを教えてください。
- 子どもの頃はどのような練習をしていましたか?
- 初任給で買ったものは?
- 三遠地域でどこか遊びに行きましたか? 愛知ではどこかドライブに行きましたか?
- パリオリンピックの日本代表を見て、どのように感じましたか?
- 湧川選手はいつかのインタビューで『チャンスがあれば将来はヨーロッパでプレーしたい』という旨の発言をされていましたが、今後のキャリアプランをどのように描いていますか?
そのために、自身の課題(強化すべき部分)と感じているポイントと、その理由について教えてください。
─今日はよろしくお願いします。こちらのガチャガチャの中にファン・ブースターの皆さまより事前にいただいた質問を入れてありますので、一つずつ引いていただいて、中に入っている質問に答えていただけますか。
「三遠ネオフェニックスへの移籍の決め手を教えてください。」
湧川:冬頃にたまたま大野ヘッドコーチのインタビュー記事を読みました。具体的な内容は忘れてしまったのですが、バスケットボールに対する考え方や指導法に共感する部分が多く、いつか大野さんのもとでバスケットをやってみたいと感じました。その後、三遠からオファーをいただいて、移籍を決めました。
チーム練習の初日にも、大野さんは「地域の人たちを喜ばせるのがプロの仕事」という話をしていました。自分も高校の頃から先生に同じようなことを言われてきたので、あらためて考え方が合うと思いました。
バスケットボールに関しては、映像で観ていた時から流れるようなバスケットボールをしているチームだという印象を持っていました。実際に練習をしてみると、細かいところまでこだわっていて、自分の好きなバスケットに近いと感じています。
「三遠ネオフェニックスの選手・スタッフの印象は?」
湧川:皆さんフレンドリーで、コミュニケーションを取りやすい。自分は人見知りなので、いつもは馴染むのに時間がかかるのですが、今回はみんなが話しかけてくれるのですごく絡みやすいですね。よく一緒にいるのは、ヒサ(山内 盛久)さんと津屋(一球)さん。一緒にご飯に行くことが多いです。
―大野HCの印象はいかがですか?
湧川:身長が高いと聞いていたんですけど、思っていた以上に大きかったです(笑)。まだあまり深くは話せていないですけど、バスケットで分からないことに対してはその都度アドバイスをもらっています。
「ファンからは何と呼ばれたいですか?」「他の選手達からは何という呼び名で呼ばれていますか?」
湧川:特にどう呼ばれたいというのはないですが、みんなからは「わっくん」と呼ばれています。
「目標にしている選手は?」
湧川:目標……。目標にしている選手は…、あまりいないです。なりたい自分になりたいというか。お手本というか、プレーを参考にしている選手はいるんですけど、目標はいないです。自分にしかできないこと、自分にしかなれない選手になりたいと思っています。
―自分にしかなれない選手、をもう少し詳しく聞かせてください。
湧川:この身長でポイントガードの選手はあまりいないと言われているので、その特徴を活かして他の選手にはできないプレーができる選手になることです。
―お手本というか、プレーを参考にしている選手は?
湧川:テーブス海選手と比江島慎選手ですね。テーブスさんはパスの出し方のバリエーションが多く、滋賀で一緒に練習していた時も「そこにパス出すんだ」って驚かされることが多くありました。近くで見ていて、とても勉強になりました。
比江島さんは、皆さんご存知のステップですね。あとは、富樫勇樹選手と河村勇輝選手のプレーも見ます。
「以前、滋賀レイクスのYouTubeで川真田選手から『身体を大きくしたいから飯食って筋トレしろ!』と言われていましたが、その後変化はありましたか?」
湧川:だいぶ変化がありましたね。川真田さんに言われたのが、特別指定だった2022-23シーズンの終わりで、それから言われた通りにご飯をいっぱい食べて、ウェイトをしたら、体重が約10kg増えました。今まで当たり負けしていたところで耐えられるようになってきたという実感があります。
―食事は自炊をされていたのですか?
湧川:自炊をすることもありますし、先輩たちやトレーナーさんが「飯食え」ってご飯を作ってくれたりもしました。家にいる時は一日4、5合くらい食べていましたね。食べることは嫌いではないのでいいんですけど、ウェイトがキツかったです。
「ルーティーンはありますか?」
湧川:ルーティーンはないですけど、無意識にバッシュは右足から履くような感じです。あと、ストレッチやケアは毎日やっています。
「バスケットを始めてからずっと続けていることと、このオフシーズンに新しく始めたことを教えてください。」
湧川:シューティングは、小さい頃からちょっとのすき間時間を見つけてやるようにしています。子どもの頃は母に言われながら自主練やシューティングをやっていたのですが、特に(大濠)高校は自主性を求められるチームだったので、置かれた環境で怠らずに自主的に練習する意識が高くなったと思います。プロになってからも、上手くなるために必要なことをやり続けています。
―自分で考えて、やり続けられるのは素晴らしいですね。
湧川:昔からやり続けられるタイプだと思っています。夏休みの宿題も先にパッと終わらせるタイプでした(笑)。
―このオフに新しく始めたことはありますか?
湧川:これまでも3Pシュートは課題に挙げていましたが、こちらにきてからは、確率よく決めることをより意識して取り組んでいます。
「子どもの頃はどのような練習をしていましたか?」
湧川:自分は小学校6年生の時に既に身長が170cmちょっとくらいあったんですけど、だからといってセンターをやるのではなく、いろいろなポジションをやってきました。その結果、プレーの幅が広がって、ディフェンスの状況を見ながら柔軟に自分の強みを活かすプレーができていると感じています。将来的にどんなポジションをやるにしても、子どもの頃はいろいろなポジションをやった方がいいと、自分の経験からも思います。
―どんな子どもでしたか?
湧川:やんちゃで、よくものを壊したりして、怒られて家から追い出されたりもしました(笑)。
「初任給で買ったものは?」
湧川:新しい携帯を買いました。もともと自分はお金を使うタイプではなくて、買い物に行っても「別にいらないかな」ってなっちゃうんです。車やパソコンなど必要なものは買いましたけど、それ以外でちょっと贅沢したなという買い物は、3万円のサングラスくらいかな。母からも「金銭感覚をバグらせないように」と言われていて、自分が使った金額を把握するために、毎日家計簿をつけています。
「三遠地域でどこか遊びに行きましたか?」「愛知ではどこかドライブに行きましたか?」
湧川:長島には遊びに行きましたが、まだこちらに来て1ヶ月くらいしか経っていないので、遊ぶ場所がよく分からないです。
ドライブもまだしていないですね。高校3年間、寮で2人部屋だったので、一人で行動するのがあまり得意ではなくて。一人でドライブするのも好きじゃないので、まだどこにも行っていません。
「パリオリンピックの日本代表を見て、どのように感じましたか?」
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