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【FE名古屋】#3並里成選手「8割ぐらいの人は僕のことをわかっていないんじゃないかな」

ファイティングイーグルス名古屋 #3並里成選手 インタビュー(2024年8月22日取材)

 

 ―ファイティングイーグルス名古屋(FE名古屋)への移籍の決め手は?

FE名古屋はB1に昇格してシーズン目とB1での経験が少なく、スター選手が揃っているわけではないにもかかわらず、いいバスケをしているなと以前から興味を持っていました。(群馬クレインサンダーズに所属していた)昨シーズンは連敗しているんですよ。狙いどころであったり、ゲームの作り方が上手で、いいチームだなとすごく印象に残っていました。

 

―実際に来られて、「いいチーム」の理由は分かりましたか?

 まずは(HCの川辺)泰三さんが、チームとしてやるべきことや、「こういうところが狙い目だよね」「チームメイトのためにもう少しこういうことをしなければいけないよね」と具体的に言ってくれているので、それがベースになっているのかなと思います。しっかりと土台を作っているところがいいバスケにつながっているのではないでしょうか。

 

―チームにどんなことをもたらしたいですか?

若い選手が多いので、精神面というか、バスケとの向き合い方、常に準備を怠らない姿勢を先頭切って示していけたらと思っています。

 

―多くの若手選手から、並里選手から色々なアドバイスをもらっているという話を聞きました。

すごくやりがいを感じていますね。意外にもと言ったら失礼かもしれませんが、本当に真面目で向上心の高い選手が多いので、逆に僕の方が刺激をもらっています。責任を持って、チームにいい影響を与えられるように取り組んでいきたいとあらためて感じています。

ただ、アドバイスはしますけど、大事なのは自分自身で答えを見つけること。僕から「こういう方法もあるんじゃない?」と選択肢を与えた上で、本人に考えさせるように促しています。

 

―福岡第一高校出身の選手が3人所属していますが、やりやすさを感じますか?

バスケの一番強いやり方はディフェンスを頑張って走ることだと、僕らは高校で教わってきました。同じ考えを共有できているので、やりやすさは感じています。

でもそれより前の小学校のときから、僕はディフェンスを重視して速い展開に持っていくというバスケをやってきました。年齢を重ねて守り方の質はよくなってきたんですけど、子どもの頃から今までバスケのスタイルはずっと変わらないんですよ。オフェンスよりはディフェンス、ハッスルプレーを重視してきました。

 

―そうなんですね! “ファンタジスタ”というイメージが強いので、オフェンスを重視する選手だと思っていました。

 そうですよね。だから、たぶん8割ぐらいの人は僕のことをわかっていないんじゃないかなって、いつも思っているんですよ(笑)。今後は「派手なプレーの裏にはちゃんとした基礎があるんだよ」ということを伝えていけたらと思っています。

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