【名古屋D】 #2 齋藤拓実選手 「ポゼッションで相手に勝つためにもディフェンスリバウンドがかなり鍵になる」
名古屋ダイヤモンドドルフィンズ 齋藤拓実選手インタビュー
―前半戦30試合を終えて、16勝14敗で中地区5位です。
齋藤:今シーズンはずっと一緒にやってきたウイングやポイントガードの選手が抜けて、新たな選手が加わった中で、システムに慣れるのに時間がかかるなとは思っていましたが、予想していた以上に時間がかかってしまったという印象です。
―たしか開幕前にお伺いした時に「12月くらいには」とおっしゃっていたかと思います。
齋藤:そうですね。それも少し保険をかけていたというか、ちょっと長めにみての12月だったんです。でも怪我人が出たりした影響もあって、それ以上に長くかかってしまったなというのはあります。
12月頭の琉球、A東京に連敗していた時はまだまだシステムの部分でフィットしていない時間帯が多かったのですが、中旬くらいからはドルフィンズらしい戦い方を継続できる時間帯が増えてきて、それが勝敗に直結してきたと感じています。自分たちのシステムを一貫性を持って遂行できている時はどんな相手にも勝てることは証明できているので、自分たちを信じて続けていくだけだと思っています。
―ここから巻き返していくためには、特にどんなことが求められると考えますか。
齋藤:自分たちのポゼッションを増やしていく、ポゼッションで相手に勝つという部分では、ディフェンスリバウンドはかなり鍵になると思います。うちのビッグマンは機動力があるのですが、ディフェンスリバウンドを取らないと走れない。もちろんシュートを決められた後にヒットバックですぐに走るのはうちのスタイルではあるんですけど、それだけだと限界があるので、しっかりと守り切った後にディフェンンスリバウンドを取って走るという部分を向上させていきたいと考えています。
昨シーズンもシーズンを通してよかったわけではなく、12月の段階では似たような状況で、そこから地区優勝することができたので、今の状況をチームの伸び代だと前向きに捉えています。
―今シーズンの齋藤選手を見ていると、これまで以上に大事な場面で自分が得点を取るんだという意志を感じます。
齋藤:今シーズンは怪我が治っていない状況でシーズンインしたこともあって、開幕当初は自分の思うようなパフォーマンスが出せていませんでした。
でも得点に関しては、今シーズンの外国籍選手は自分でどんどん点を取るタイプではないので、僕らがしっかりとクリエイトして周りに散らして点を取っていかなければいけない。その中で、まずは自分のところで得点を取って相手の脅威にならなければと考えています。そういう意味では、考え方の部分での変化があります。
もちろんポイントガードとして、チームを引っ張りたいという意識は常に持っています。ここからはいかにチームが一つになって戦っていけるかが大事になってくるので、キャプテンの中東選手と一緒に、僕もチームをまとめ上げて、チームにコミットして、結果にこだわって戦っていきたいと思っています。
―先ほどまで練習を見させてもらっていましたが、加藤嵩都選手にアドバイスをされている姿が印象的でした。
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