ホンダ熊本-西濃運輸 OP戦 リポート(2023年11月6日)
11月6日に西濃運輸グランドで行われたホンダ熊本-西濃運輸のOP戦のリポートです。
日本選手権直前のOP戦。どんな仕上がりか注目して観戦しました。
佐伯監督のコメントも記載しています。
ホンダ熊本
010025020|10 H13 E2
001010000|2 H5 E3
西濃運輸
ホンダ熊本
島袋(17)、横川(13)、高山(20)、柳澤(18)、片山(19)-丸山、蓑尾
西濃運輸
森岡(20)、石田(11)、落合(19)、山下(13)、池田(12)、奥(17)、摺石(21)-城野
投手成績
ホンダ鈴鹿
島袋圭亮(沖縄工-九州共立大 8年目) 3回 47球 被安打1 死球2 三振0 失点1(自責点0)
横川楓薫(日南学園-東海大 5年目) 2回 29球 被安打3 四球0 三振2 失点1
高山大河 2回 18球 被安打0 四球1 三振0 失点0
柳澤一輝(広陵-早稲田大-ホンダ鈴鹿 6年目) 1回 14球 被安打0 四球0 三振1 失点0
片山雄貴(福岡工大城東-駒沢大-ホンダ鈴鹿 8年目) 1回 17球 被安打1 四球1 三振1 失点0
西濃運輸
森岡大輔 3回 57球 被安打1 四球2 三振2 失点1
石田雄大(刈谷-静岡大 2年目) 1回 22球 被安打2 四球0 三振1 失点0
落合竜杜(常葉菊川-法政大 3年目) 1回 27球 被安打2 四球3 三振0 失点2
山下大輝(飛龍-常葉大浜松キャンパス 10年目) 1/3 33球 被安打5 死球2 三振0 失点5
池田尚樹(米子北-大商大 2年目) 1回2/3 24球 被安打0 四球1 三振1 失点0
奥誠也(一条-京産大 1年目) 1回 23球 被安打2 四球0 三振0 失点2(自責点0)
摺石達哉(福井工大福井-奈良学園大 2年目) 1回 12球 被安打1 四球0 三振0 失点0
(試合経過)
2回表、2死から7番山本力がソロホームラン。ホンダ熊本が先制。1-0
3回裏、1死2,3塁から3番野崎が犠牲フライ。1-1の同点。
4回表、ピッチャー交代、石田。
4回裏、ピッチャー交代、横川。
5回表、ピッチャー交代、落合。1死1塁から2番中島、3番稲垣が連続タイムリー2ベース。3-1とホンダ熊本が勝ち越し。
5回裏、1死3塁から2番北野がタイムリー。3-2
6回表、ピッチャー交代、山下。無死2,3塁から1番山本卓が2点タイムリー2ベース。無死2,3塁から3番稲垣がタイムリー。無死満塁から押し出し死球。6番石井の犠牲フライ。ここでピッチャー交代、池田。この回5点。8-2
6回裏、ピッチャー交代、高山。
8回表、ピッチャー交代、奥。1死2,3塁から6番石井が2点タイムリー。10-2
8回裏、ピッチャー交代、柳澤。
9回表、ピッチャー交代、摺石。
9回裏、ピッチャー交代、交代、片山。
ホンダ熊本が快勝。
総評
都市対抗本戦での対戦と同じカードのオープン戦。西濃運輸としては少しでも近づいた姿を見せたかったですが、同じような点差で負けてしまいました。
ただ、本番直前のオープン戦ですし、投手は起用する可能性のある投手を全部使ったということでしたので、ちょっと良くない投手がいるとこういうことが起きるということ。こればかりは仕方ないです。
ホンダ熊本が強いのは間違いない。長打も出ますし、相手のミスにはつけこんできますし、足を絡める等隙をしっかりとついてくる。近年全国で強さが目立つチームですが、その力の一端をしっかりと見せてくれました。
本戦での勝ち上がりも期待出来そうです。
登板した投手では高山投手の内容の良さが目立ちました。
西濃運輸も序盤から足を使って攻める等、やりたいことは出来ていたと思います。ただ、点差が開いた6回以降はちょっと淡泊に。点数が開くと攻め手も限られてしまいますよね。それだけに何とか失点を少なくしてロースコアでついていきたいところ。
風が強く、集中力が保ちにくい条件。ただ、エラーはやはり言い訳に出来ない。反省して本番に臨んでほしい。
投手陣は森岡投手、池田投手がまずまずの内容でした。軸となる投手がいないので、状態を見極めて調子のいい投手を使っていきたいです。
佐伯監督談話
「ここのところ試合内容は良かったがこの試合では完敗。ただ、チーム状態はいいですし、この試合でも攻撃でやりたいことは出来ていた。あとは本番で力が発揮できるように調整したい。
夏からスタメンに入ってきている選手(左向、修行)もいて、成長は感じている。ただ相手も成長しているので、そう簡単には差は詰まらない。」
「初戦の三菱重工EASTはやはり強いチーム。粘り強く戦って食らいつきたい。先発等はまだ決めていない。状態を見極めて起用を決めていきます。」
ピックアップ選手
ホンダ熊本 山本 力也 外野手(熊本工-専修大 5年目)
2回に先制ホームランを放ちましたが、強い逆風の中で持っていったのはすごかった。次の打席でもヒット。好調そうです。
ホンダ熊本 稲垣 翔太 内野手(明豊 12年目)
3番サードで出場。3安打の猛打賞でタイムリーが2本。広角に打てる打者。
ホンダ熊本 高山 大河 投手(神村学園-亜細亜大 3年目)
ボールの勢いが一番あるように感じました。140km後半を投げて、2イニングを1四球でノーヒットに抑えました。
西濃運輸 北野 貴昭 内野手(飯塚-福岡大 7年目)
2番ショートで出場。2安打のマルチでタイムリーも放つ。ただエラーもあって、何でもないプレーでのミスが出ないといいのですが。
西濃運輸 左向 澪 外野手(智辯学園-東洋大 1年目)
1番ライトで出場1安打2四死球で出塁。盗塁も1つ決めました。足を活かしたプレーで目立ちたい。
西濃運輸 森岡 大輔 投手(大谷-神戸学院大 2年目)
先発して3イニングをホームランの1失点に抑えました。やや決め球に苦労して球数がかさみましたが、粘り強く投げて打たせていく投球をしたいところ。粘り負けせずに投げてほしい。