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豊生ブレーキーフタバ産業 観戦記(2024年国スポ軟式野球愛知県大会)

5月16日に熱田愛知時計120スタジアムで行われた第1試合、豊生ブレーキーフタバ産業の観戦記です。
伊藤康祐選手はこの日も1番センターで出場。軟式の公式戦2試合目でどんな動きを見せるか注目して観戦しました。

豊生ブレーキ
002000000|2 H4 E3
11013002X|8 H8 E0
フタバ産業

豊生ブレーキ
馬場(22)、鹿島(33)-浅野

フタバ産業
二村(20)、山本(14)、水谷(16)、奴賀(17)、國廣(11)-小見山

投手成績

豊生ブレーキ
馬場悠慎 5回 131球 被安打3 四球7 三振5 失点6(自責点5)

鹿島講佑 3回 52球 被安打5 四球1 三振1 失点2

フタバ産業
二村勘太(関西-関西国際大 3年目) 3回 39球 被安打3 四球2 三振2 失点2

山本一輝 2回 41球 被安打0 四球3 三振3 失点0

水谷翼(津田学園-中京大 3年目) 2回 19球 被安打0 死球1 三振1 失点0

奴賀大樹(八幡商-三重中京大-永和商事ウイング 34歳) 1回 5球 被安打0 四球0 三振 1失点0

國廣涼太(北筑-東海大-ジェイプロジェクト 29歳) 1回 12球 被安打1 四球0 三振2 失点0

(出場選手)

豊生ブレーキ
8鹿島(33)→1 9近藤(4) 7坂→8 5佐々木(2) D鈴木(6)→7北村(18) 4加藤(10) 6磯村(46)→H徳永(5) 2浅野(30) 3冨永(27)

フタバ産業
8伊藤(2) 6山下(6) 4豊田(10)→5 3早田(5) D尾西(24)→R柴田(30)→H白井(3) 5服部(1)→4杉山(4) 9渡邊(8) 2小見山(39) 7戸松(9)

(試合経過)

1回裏、1死満塁から5番尾西の2ゴロの間に1点。フタバ産業が先制。1-0
2回裏、1死3塁から9番戸松の2球目に3塁ランナーのリードが大きく、キャッチャーが3塁へ投げる間にホームを突き、送球も逸れたこともありランナーが生還。記録は三走渡邊のホームスチールに。2-0
3回表、1死1,3塁から1番鹿島がタイムリー。更に1死1,3塁から2番近藤がタイムリー。2-2の同点に追いつく。
4回表、ピッチャー交代、山本。
4回裏、1死3塁から1番伊藤の2ゴロの間に1点。フタバ産業が勝ち越し。3-2
5回裏、2死2塁から6番服部の投ゴロを送球エラーする間に1点。2死3塁から7番渡邊、8番小見山が連続タイムリー2ベース。6-2
6回表、ピッチャー交代、水谷。
6回裏、ピッチャー交代、鹿島。
8回表、ピッチャー交代、奴賀。
8回裏、無死1,3塁からワイルドピッチで1点。尚も無死3塁から1番伊藤が犠牲フライ。8-2
9回表、ピッチャー交代、国廣。
フタバ産業が快勝。

総評

豊生ブレーキの先発の馬場投手は序盤からなかなかボールが定まらず、四球が多い投球に。ただ、フタバ産業も1点ずつは取ったものの、尚もチャンスというところでは追加点が奪えず。その間に豊生ブレーキが反撃をみせて同点に。

それでも4回裏のチャンスで伊藤選手が叩きをみせて打点を挙げて勝ち越し。5回にはエラーで1点を追加した後にタイムリー2ベース2本を放ち、ほぼ試合を決めた形に。

伊藤選手は犠牲フライを合わせて2打点。3四球と出塁もみせたもののヒットはおあずけとなりました。
投手では山本投手がまだ本来の投球ではない感じですが、スライダーはすごい切れをみせて5回には3奪三振。水谷投手、奴賀投手、国廣投手はそれぞれ持ち味をみせて、公式戦で投げられたことは収穫となりそうです。

豊生ブレーキは東海学園大で投げていた馬場投手がいいボールもあったもののコントロールに苦しんだ投球が誤算でした。それでも3回表に一旦は追いつく攻撃を見せましたし、フタバ産業に食らいつく戦いが出来ていました。

ピックアップ選手

豊生ブレーキ 鹿島 講佑 外野手・投手(済美-名古屋学院大 9年目)

1番センターで出場。6回からマウンドへ。3回表にはタイムリーを放ち1安打1四球と活躍。投げても3回を2失点とフタバ産業打線を相手に粘っていました。

豊生ブレーキ 近藤 新志 外野手(愛産大三河 2年目)

2番ライトで出場。3回表に同点となるタイムリーを放つ。

豊生ブレーキ 馬場 悠慎 投手(幸田-東海学園大 1年目)

序盤からボールが先行。粘られたのもありましたが、2回で70球くらい投げていました。その割には失点は少なかったのですが・・・。5回は自分の送球エラー。137kmをマークするなど球威はあったのでこれをゾーンに入れて勝負していきたいですね。

フタバ産業 渡邊 愛世 外野手(愛知-天理大 2年目)

7番ライトで出場。5回にタイムリー2ベース。2回には足で盗塁2つから形としてはホームスチールで返ってきて貢献。足があるのはチームにとっても大きな戦力ですね。

フタバ産業 小見山 陽平 捕手(帝京大可児-甲賀医療専門-群馬DP-滋賀BC-石川MS 28歳)

8番捕手で出場。2安打1四球と活躍。5回には大きな6点目となるタイムリー2ベースを放ちました。盗塁も2つ刺してさすがの肩も見せました。

フタバ産業 伊藤 康祐 外野手(中京大中京-中日 7年目)

1番センターで出場。3四球。叩き、犠牲フライと2打点を挙げるもヒットはおあずけ。そのうち出るとは思いますが。叩きは軟式をやっていた選手のように見事に決めていました。

フタバ産業 山本 一輝 投手(東郷-中京大-巨人 4年目)

4回にマウンドへ上がり2回をノーヒット。3奪三振で0点に抑えました。ただ、四球が3つとまだ不安定な部分もあり、投げることで慣れていってほしいですね。

フタバ産業 柴田 亮輔 監督(愛工大名電-オリックスーソフトバンク 37歳)

5回裏に尾西選手の代走で出場。相手のエラーからのホームインでしたが得点を記録。帰塁の姿などはさすがというか誰よりも速そうな感じでした。今後も勝負手としてありそうです。

フタバ産業 柴田亮輔 監督 談話

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