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市岐阜商-津田学園 観戦記(2024年春季東海大会)

5月18日にカヤバスタジアムで行われた第2試合、市岐阜商-津田学園の観戦記です。
市岐阜商の平塚投手の投球が注目でしたが、色々な意味で独り舞台でした。

市岐阜商
100110021|6 H15 E0
302010001|7 H6 E2
津田学園

市岐阜商
平塚(1)-増井

津田学園
桑山(11)、笹原(10)、水成(5)-宮地

投手成績

市岐阜商
平塚大記 8回2/3 165球 被安打6 四死球13 三振6 失点7

津田学園
桑山晄太朗 6回 90球 被安打12 四球0 三振3 失点3

笹原大和(3年) 1回1/3 49球 被安打2 四球3 三振1 失点2

水成柾斗(3年) 1回2/3 21球 被安打1 四球0 三振0 失点1

(出場選手)

市岐阜商
8足立 4太田 5筒井 3横山 1平塚 6伊藤 2増井 9杉山 7坂井田(18)→H高木(7)→7日比野(17)→H加藤(20)→7菊本(19)

津田学園
7森田(17)→7北口(15) 4竹内 3武内 9大江 8惠土 5伊藤(7)→5水成(5)→1 2宮地 1桑山(11)→1笹原(10)→5井上(14) 6岡

(試合経過)

1回表、2死2塁から4番横山のタイムリー2ベース。市岐阜商が先制。1-0
1回裏、1死満塁からワイルドピッチで1点。尚も2死満塁から7番宮地、8番桑山が連続押し出し四球。津田学園がノーヒットで3点取って逆転。3-1
3回裏、2死満塁から9番岡が2点タイムリー。5-1
4回表、2死3塁から8番杉山がタイムリー。5-2
5回表、無死2,3塁から3番筒井の2ゴロの間に1点。5-3
5回裏、1死3塁からワイルドピッチで1点。6-3
7回表、ピッチャー交代、笹原。
8回表、1死満塁から1番足立、2番太田に連続押し出し四球。ここでピッチャー交代、水成。ここをゲッツーに抑えます。6-5
9回表、1死から5番平塚がソロホームラン。6-6の同点に追いつきます。
9回裏、1死2,3塁から6番水成のサードが弾いてのショートゴロを市岐阜商の伊藤が上手く捌いてホームへ転送しアウト。2死1,3塁から7番宮地が三遊間を破りサヨナラタイムリー。津田学園が乱戦を制しました。

総評

市岐阜商の平塚投手が試合を色々な意味で動かした。そんな一戦になりました。

1回裏、先頭の森田選手を素晴らしい球で三振にきって取ったのですが、2番の竹内選手に死球を与えてから制球が定まらなくなり、1回裏に6四死球で3失点。3回裏にも3四死球が絡んで2失点。結局9回までに13四死球を与える状態で、最後まで投げ切ったのは立派ですが、褒められた内容とは言えない投球でした。ただ、ピンチで粘っていたのも事実。取られそうで取られないというのが彼の特徴らしいのですが、その片鱗を見せた試合でした。MAX144kmをマーク。秋に見た時よりは明らかに球威は上がっている。上背(191㎝)を考えると将来末恐ろしい投手になる可能性も否定できないのですが・・・。今日は厳しい投球でした。

そして9回表の土壇場でその平塚投手がソロホームラン。打った瞬間の当たりで、これも含めて独り舞台。最後は力尽きましたが、この試合は彼の試合でしたね。

津田学園の投手陣は対照的にヒットは打たれるものの、四球はあまり出さない。笹原投手がちょっと押し出しを2つ出すなど苦しみましたが、桑山投手、水成投手は無四球。ランナーを出しても粘っていました。中村投手を使わずに勝てたのは次の試合に向けては大きかった印象。

最後追いつかれた後に相手のファインプレーで点を取りそこなったのですが、その状況でサヨナラタイムリーを打った宮地選手はお見事でした。

先発の桑山投手は2年生左腕ですが、来年プロ注目になりそうな逸材。市岐阜商の足立選手もかなり楽しみになるスピードを見せていました。

ピックアップ選手

市岐阜商 足立 義虎 外野手(3年)

1番センターで出場。最初の内野安打の1塁駆け抜けが3.86秒。圧倒的なスピードを誇ります。2安打1四球の活躍で2得点。将来が楽しみな選手です。

市岐阜商 平塚 大記 投手(3年)

191㎝でMAX144kmをマーク。素材だけでいったら将来NPBで化け物級になっていても不思議ではない投手。ただ、ボールのばらつきがひどく、13四死球はさすがに苦しかった。リリースが安定してきたら大分変わりそうです。バッティングの良さも目立ち、9回には起死回生の同点ホームラン。こちらでも可能性はありそうです。

市岐阜商 伊藤 大悟 内野手(2年)

6番ショートで出場。2安打1四球に1犠打。盗塁も決めるなど打席での活躍が目立ちましたが、守備でも好プレーをみせて能力の高さが光りました。

津田学園 桑山 晄太朗 投手(2年)

2年生左腕でMAX138km。フォームに癖がなく、上背もあるので将来がかなり楽しみな投手。ボールで崩れないところもいいですね。

津田学園 岡 拓久朗 内野手(3年)

9番ショートで出場。2安打1四球の活躍で3回には2点タイムリーを放つ。

津田学園 宮地 渉 捕手(3年)

7番捕手で出場。9回に2死1,3塁から初球を捉えてタイムリー。配球を読んでの打撃はお見事でした。

津田学園 佐川竜朗 監督 談話

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