高校野球三重大会の展望を宮門氏(たまえパパ)にお聞きしました。
もうすぐ2024年の夏が始まります。
そんな中、三重県の野球に精通しているたまえパパ(@TAMAEPAPA_phot)こと宮門さんに2度目のご登場を頂きます。
前回のインタビューは春の県大会が始まる前でした。
春でアップデートした情報も含めて、2024年の三重県の夏を占おうという企画です。
三重県の高校野球の夏はこれを読めばより楽しめる、ということで、是非ご一読くださいませ。
組み合わせ抽選前に収録しておりますので、その点はご了承ください。
三重県は春の大会のベスト8が夏のシード校
Aシードが津田学園、菰野、昴学園、宇治山田商
Bシードがいなべ総合、明野、三重、皇學館Aシードの4校は2回戦からの登場。全62校、60チームで行われる。
※写真は宮門氏にご提供いただいております。(表紙画像のみコウが撮影)
-今年の三重県の本命から伺っていきます。本命はどこでしょうか。
宮門:正直横一線というか、優劣をつけづらい状況なのですが・・・。自分は僅差で津商を推したいと思います。
-おー津商ですか。津商はノーシードですが一番手なんですね。
宮門:津商は平均的に投打にバランスがよく足も使えるチーム。2年生エースの太田一稀投手がいるのですが、コントロールがよく四球が少ないという安定感が武器。水谷駿希選手(3年)は1年生から出ていてどこでも守れる選手。打撃もよく投手として145kmマークするくらい能力の高い選手。守備も固くこの夏の1番手に推します。

津商 水谷駿希 選手(3年)
-秋は宇治山田商に初戦負け。春も菰野にサヨナラ負けと序盤で強豪に敗れているんですね。
宮門:ただ、秋については主力にインフルエンザが出てベストメンバーには程遠い状態でしたし、春も菰野と紙一重の試合でしたので度外視してもいいかなと思っています。
-ノーシードということでどこにくじで入るかも大きく大会を左右しそうですね。では僅差の2番手というとどこになりますか?
宮門:春の三重県優勝校の津田学園をあげたいと思います。津田学園は平均的なレベルが高く安定感があります。ただ、春も接戦を勝ち上がったのですが、打線がちょっと弱い印象があって、新基準バットの影響もあってか長打が出なくなっている印象。ただチャンスに強い部分もあって、それで接戦を取っているので、夏もそういう試合が出来れば上位に来るかなと思います。中村駿亮投手(3年)も春は今一つの印象でしたが、夏に向けて状態も上げてくるでしょうし、2年生左腕の桑山晄太朗投手はこれからプロ注目になっていくくらいの投手。彼らの活躍次第で甲子園も十分狙えるチームかなと思いますね。

津田学園 中村駿亮 投手(3年)
-続いて3番手、4番手といきたいと思いますが、まずは3番手。
宮門:正直ここからもほとんど差がないとは思っていますが、菰野をあげたいと思います。
-菰野は春の三重県大会で準優勝。東海大会でも準優勝。スタメンが全て2年生で結果を出したことに驚きました。
宮門:県大会ではそんなに長打が出ていなかったのですが、東海大会ではバンバン長打が出ていましたし、何より東海大会では県岐阜商に勝った。これも大きな自信になっていると思います。決勝戦で先発した森柊真投手(2年)が戻ってきたのが大きかったです。県大会では怪我で投げられなかったので。
-懸念材料とすれば2年生主体で夏の大会を勝ち抜けるかというところ。逆にそれで勝ち切ったらすごいですが。
宮門:それはありますね。ただエースの栄田人逢投手(2年)はピンチに強いですし、期待も込めて3番手には菰野を推したいと思います。

菰野 栄田人逢 投手(2年)
-4番手はどこでしょうか?
宮門:4番手は宇治山田商です。正直2番手として津田学園、菰野、宇治山田商と3つ並べる形にしたいんですけど(笑)。
(残り 2700文字/全文: 4449文字)
この記事の続きは会員限定です。入会をご検討の方は「ウェブマガジンのご案内」をクリックして内容をご確認ください。
ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。
会員の方は、ログインしてください。
外部サービスアカウントでログイン
Twitterログイン機能終了のお知らせ
Facebookログイン機能終了のお知らせ