愛知野球通信+

松蔭-津島 観戦記(2024年選手権愛知大会)

7月6日に春日井球場で行われた第3試合、松蔭-津島の観戦記です。
公立の好チーム同士の対戦。接戦は予想しましたが、思った以上の点の取り合いになりました。

松蔭
011610030|12 H9 E5
014030101|10 H14 E3
津島

松蔭
宮地(1)、小林(6)-串田

津島
西尾(1)、鈴木(10)、山下(11)-高橋

投手成績
松蔭
宮地創也 7回 107球 被安打12 四死球4 三振2 失点9(自責点4)

小林知暉 2回 41球 被安打2 四球1 三振2 失点1

津島
西尾友志(3年) 3回 54球 被安打2 四球3 三振1 失点2

鈴木天真(3年) 1回1/3 43球 被安打6 四球2 三振0 失点7(自責点1)

山下絆力 4回2/3 88球 被安打1 四死球7 三振4 失点3(自責点0)

(出場選手)

松蔭
9小原 8古賀 6小林 3近藤 7矢野 2串田 4安田 1宮地 5松島

津島
7山崎 9福谷 8近藤璃 5工藤 3伊藤颯 5仲野 2高橋 1西尾→H近藤颯(14)→R伊藤吏→1鈴木(10)→1山下(11) 4橋本

(試合経過)

2回表、1死2,3塁から8番宮地の遊ゴロの間に1点。松蔭が先制。1-0
2回裏、1死2塁から8番西尾のヒットにエラーが重なり2塁ランナーが生還。1-1
3回表、2死2塁から4番近藤がタイムリー2ベース。松蔭が勝ち越し。2-1
3回裏、1死満塁から7番高橋の2点タイムリー。1死1,2塁からタイムリーエラー。1死2,3塁から9番橋本の犠牲フライ。この回4点取って津島が逆転。5-2
4回表、2死2,3塁からタイムリーエラーで2者生還。更に2死3塁から2番古賀がタイムリー。さらに2死満塁から5番矢野が走者一掃の3点タイムリー3ベース。この回打者一巡で6点取って松蔭が再逆転。8-5
5回表、1死1,3塁でピッチャー交代、山下。ワイルドピッチで1点。9-5
5回裏、2死1,2塁から1番山崎のタイムリー2ベースで2者生還。2死3塁から2番福谷がタイムリー3ベース。9-8
7回裏、1死2,3塁から3番近藤璃が犠牲フライ。9-9の同点に追いつく。
8回表、無死1,2塁から4番近藤の送りバントを送球エラー。2塁ランナーが生還。無死1,3塁から5番矢野が2点タイムリー2ベース。松蔭が3点勝ち越し。12-9
8回裏、ピッチャー交代、小林。
9回裏、2死1,2塁から3番近藤璃がタイムリー。4番工藤が良い当たりもライト正面のライナーで試合終了。松蔭が乱打戦を制しました。

総評

拮抗した力のチームという見立て。津島の谷山監督に試合前にお話した時ももつれた試合になると予想を立てられていました。

ただ、ここまでの点の取り合いになるとは予想外。試合後に両監督とも5.6点勝負になると思っていたそうですが、両チーム2桁得点という荒れた試合に。

津島としてはエースの西尾投手が3回で交代したのが誤算。谷山監督によると、大会前に体調不良になったそうで、その影響が出ていて長いイニングが投げられなかった。そして2番手の鈴木投手の出来が誤算。エラーが絡んだとはいえ、打者一巡の6失点は重かったですね。

一方の松蔭はエラーが序盤特に多く出て、それが失点につながった。宮地投手は緩急を使いながら粘っていたのですが、こちらも糟谷監督の予想以上に打たれたとのこと。ただ、4回表に松蔭が逆転をしてから、7回裏まで何とか粘って同点まででしのいだのが結果的には大きかった。

そこから球に力のある小林投手にスイッチして、津島打線を抑え込むことに成功。9回裏、2死から粘られましたが何とか抑えきって松蔭が勝利をおさめたという試合に。

松蔭はこれで4年連続の夏初戦突破。これは2003年から2006年に記録して以来の快挙。次は3回戦の壁を破れるかが焦点になりますが、大府と当たることになり、厳しい戦いになりそう。

打線はまずまず当たっている選手が多いので、何とか先手を取って慌てさせたいところ。クリーンアップにチャンスで回したいですね。

津島も打線は山崎選手、近藤璃選手を中心に最後まで粘りを見せました。3番手の山下投手は2年生ながら力のあるボールを投げていました。2年生の福谷選手、高橋選手の活躍も目立ったので、新チームに期待したいですね。

ピックアップ選手

松蔭 矢野 友浩 外野手(3年)

5番レフトで主将。3安打の猛打賞で4回表に満塁走者一掃の3ベース、8回表は2点タイムリー2ベースと5打点をあげる活躍。しっかりと叩ける打者。

松蔭 宮地 創也 投手(2年)

右のサイドハンド。軟投派でコースをしっかりとついて打たせて取る。味方のミスもあって失点はかさんだものの、粘り強く投げていた。

松蔭 小林 知暉 内野手・投手(3年)

3番ショートで出場。途中から投手。打撃では1安打3四球と出塁してチャンスメイク。コンタクト力もありました。投げては8回からマウンドへ上がり、三振を2つ奪う力投。1点で抑えました。

津島 山崎 真輝 外野手(3年)

1番レフトで出場。主将。2安打がいずれも2ベース。3盗で揺さぶる場面も。センスの高さを見せました。

津島 近藤 璃雲 外野手(3年)

3番センターで出場。3安打の猛打賞で犠飛も記録。全てセンターから逆方向への打球で逆らわない打撃が光りました。

津島 山下 絆力 投手(2年)

5回途中からマウンドへ。そのイニングで三振2つを奪う力投を見せる。120㎞中盤のまっすぐに威力があり、カーブ等も上手く使って抑える。2年生なので秋からも期待したい投手。

松蔭糟谷監督、矢野選手、津島谷山監督談話
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