愛知野球通信+

豊橋西-岡崎城西 観戦記(2024年選手権愛知大会)

7月15日に熱田愛知時計120スタジアムで行われた第2試合、豊橋西-岡崎城西の観戦記です。
どちらも現チームは初めて見るので、どんなチームか注目して観戦しました。
5回終了時に雷が鳴りだし結局雨が強くなり継続試合に。
継続試合は翌日パロマ瑞穂球場に舞台を移して行われました。

豊橋西
100000000|1 H4 E4
00000003X|3 H9 E1
岡崎城西

豊橋西
持田(1)、山下(10)-畑

岡崎城西
永田(1)-中平

投手成績

豊橋西
持田侑闘 8回2/3 142球 被安打9 四死球6 三振10 失点3(自責点0)

山下桜介(3年) 1/3 4球 被安打0 四球0 三振0 失点0

岡崎城西
永田航大 9回 127球 被安打4 四死球5 三振6 失点1

(出場選手)

豊橋西
8渡邊 3鈴木惺 7谷町 6鈴木愛 4星川→H笠井(19) 1持田→5 9日比 2畑 5中村→1山下(10)

岡崎城西
9橋本 8藤村 7淺井 3今井 5永谷→H前田(13)→5石川 1永田 2中平 4三浦 6米津

(試合経過)

1回表、2死満塁から6番持田の押し出し四球。豊橋西が先制。1-0
5回終了時に継続試合に。
6回裏、1死満塁のチャンスも1番橋本、2番藤村が連続三振。得点ならず。
8回表、1死3塁から4番鈴木の1塁ライナーで3塁ランナーが飛び出し戻れずゲッツーに。
8回裏、先頭の6番永田が2ベース。エラー、死球で無死満塁。9番米津の遊ゴロをタイムリーエラー。2死満塁から3番浅井の遊ゴロをタイムリーエラー。4番今井がタイムリー。ここでピッチャー交代、山下。岡崎城西が3点を取って逆転。3-1
岡崎城西が逆転勝ちをしました。

総評

5回で継続試合となり、文字通り水入りとなった試合。

岡崎城西は中断前、中断後も毎回チャンスを作っては逃していて、6回までで残塁11。満塁は4回裏に2死満塁、6回裏に1死満塁を逃して、8回裏はついに無死満塁。どちらにもプレッシャーがあるような雰囲気でしたが、結局タイムリーエラー2つで岡崎城西が逆転。更に4番今井選手にタイムリーが出て、3点となって勝負が決まった形でした。豊橋西のショートの鈴木選手は2年生。4番も打っているわけで、本来は上手な選手なのですが、こういう夏の土壇場では大事に行こうとしすぎてエラーになる。夏の難しさですね。

林監督は甲子園を本気で狙っていた代だったと試合後おっしゃっていました。それくらい力はあると。先ほどの鈴木選手やエースの持田選手らスタメンには2年生が4人出ていました。新チームにうまくつなげていってほしいですね。

岡崎城西はエースの永田投手が立ち上がりの1回に苦しんだものの、そこからはしっかりと抑えていきました。元々立ち上がりが上手くないタイプとのことですが、継続試合のスタートは工夫をしていい形で入れたとのこと。また打撃でも3安打を放ち貢献。投打で彼の活躍が大きかった。

チャンスでなかなか1本が出なかったですが、最後に4番の今井選手が1本出した。これをいいきっかけにしていきたいですね。

ピックアップ選手

豊橋西 持田 侑闘 投手(2年)

細身の右腕。120㎞後半のまっすぐを投げる力があり、ばらつきがあるものの、ここぞの場面で指にかかったまっすぐが来る。三振10個はお見事。ランナーを出しても粘れる力は素晴らしい。

豊橋西 谷町 寛 外野手(3年)

3番レフトで出場。バントヒットを含む2安打のマルチ。四球、犠打と全打席で活躍を見せる。主将でチームをまとめる。

豊橋西 畑 開仁 捕手(2年)

8番捕手で出場。7回に先頭バッターでヒット。盗塁阻止もあり、攻守で活躍。

岡崎城西 永田 航大 投手(3年)

球に力があり、測った範囲ではMAX139㎞をマーク。先日は143㎞を出していてこれがMAXとのこと。押し込む球威があり、フライアウトも多かった。

岡崎城西 今井 梨公 内野手(3年)

4番1塁で出場。2安打のマルチで8回裏にはダメ押しとなるタイムリーを放つ。強く振れる打者。

岡崎城西 中平 亘 捕手(3年)

7番捕手で出場。1安打1四球に2つエラーで出塁と全打席で出塁。ラッキーボーイでした。

岡崎城西 石田監督、永田投手、豊橋西 林監督談話
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