愛知野球通信+

岡崎城西-杜若 観戦記(2024年選手権愛知大会)

7月22日に豊橋球場で行われた5回戦の第2試合、岡崎城西-杜若の観戦記です。
岡崎城西は前日に4回戦を行っての連戦。エースの永田投手が連投でどれだけ投げられるかがポイントと見て試合を観戦しました。

岡崎城西
1002000|3 H7 E0
138000X|12 H13 E0
杜若
(7回コールド)

岡崎城西
永田(1)、杉浦(10)-中平

杜若
長塚(11)、金原(10)、岩田(20)、犬塚(18)-北本

投手成績
岡崎城西
永田航大(3年) 1回2/3 35球 被安打3 四死球3 三振1 失点4

杉浦優太(2年) 4回1/3 79球 被安打10 四死球2 三振2 失点8

杜若
長塚陽太 3回 37球 被安打3 四球0 三振5 失点1

金原優大(3年) 1回 18球 被安打3 四球0 三振2 失点2

岩田海舞(3年) 2回 28球 被安打1 死球1 三振1 失点0

犬塚楓志(3年) 1回 15球 被安打0 四球0 三振2 失点0

(出場選手)

岡崎城西
9橋本 8藤村 7淺井 3今井 5永谷→5石川(14)→H池井(17)→5森(15) 1永田→1杉浦(10) 2中平 4三浦 6米津→H久田(20)

杜若
6福田凛 7福田勇 5杉浦(9) 4勝田(5) 2北本 9小林(7) 3松本(4) 1長塚(11)→H鬼頭(3)→1金原(10)→1岩田(20)→H深田(14)→1犬塚(18) 8坪香→H磯谷(19)→8

(試合経過)

1回表、2死3塁から4番今井がタイムリー。岡崎城西が先制。1-0
1回裏、1死3塁から3番杉浦がタイムリー。1-1
2回裏、2死2,3塁から1番福田凛が2点タイムリー3ベース。2死1,3塁でピッチャー交代、杉浦。3番杉浦がタイムリー2ベース。この回3点勝ち越し。4-1
3回裏、1死3塁から7番松本がタイムリー。1死2塁から8番長塚がタイムリー。2死満塁から3番杉浦が2点タイムリー2ベース。4番勝田が2点タイムリー。2死1,2塁から6番小林がタイムリー。7番松本がタイムリー内野安打。この回8点追加。12-1
4回表、ピッチャー交代、金原。1死1,2塁から7番中平が2点タイムリー2ベース。12-3
5回表、ピッチャー交代、岩田。
7回表、ピッチャー交代、犬塚。
杜若が快勝。2年連続ベスト8入りを決めました。

総評

前日の瀬戸戦で140球以上を投げていた永田投手。やはり連投は厳しかったようで、2回途中で交代となりました。ちょっと早いかなと思ったのですが、明らかにボールが来てなかったとベンチでも感じていたようです。ただ、これで野手が思った以上に浮足立ってしまったと石田監督は振り返っていましたが、エラーはつかなかったものの、もったいないプレーもいくつかあったのは事実。絶対的エースの降板というのは、チームに時にものすごくマイナスの影響を与えますね。杉浦投手も4回から6回は1安打に抑えたように力のある投手でした。3回の投球はちょっともったいなかったです。

打線は4回に意地をみせて2点を返し、とりあえず5回コールドを回避。7回まで戦ったことは収穫となりそう。3年生主体のチームなので、新チームは時間がかかるかも知れませんが、この16年ぶりのベスト16入りを、何とか次につなげていきたいですね。

杜若はここまで苦しい試合が多く、2回戦の知立戦、前の試合の西尾東戦は負けてもおかしくない試合でした。そういう試合を勝つことで、タフさが身についてきた印象。この試合では打線がつながり大量得点が出来た。地力がついてきた印象です。

昨年に続いてのベスト8入りですが、昨年はくじ運もあって、ベスト8に来ることで満足していたと田中監督。それを超えることを目標にこの1年を戦ってきて、そのチャンスを得たという状況です。

この試合では西脇投手を温存出来て、長塚投手も最小限の登板に留められた。

いい形で豊橋中央と戦えそうです。

ピックアップ選手

岡崎城西 今井 梨公 内野手(3年)

4番1塁で出場。先制タイムリーを含む2安打のマルチ。盗塁も決めてセンスの良さを感じました。

岡崎城西 中平 亘 捕手(3年)

7番捕手で出場。4回に2点タイムリー2ベースを放ち、5回コールドは回避。杉浦投手をリードして4回以降は無失点に抑えました。

岡崎城西 橋本 裕翔 外野手(3年)

1番ライトで出場。2ベース2本とチャンスメイク。先制点につなげました。

杜若 福田 凛空 内野手(3年)

1番ショートで出場。2安打1四球と出塁し、3度ともホームイン。2回には勝ち越しの2点タイムリー2ベースを放ち、グッと流れを引き寄せました。

杜若 杉浦 颯真 内野手(2年)

3番サードで出場。3安打の猛打賞でいずれもタイムリーに。4打点の活躍でした。

杜若 長塚 陽太 投手(2年)

先発して3回を1失点。立ち上がりに失点したものの2回以降は落ち着いた投球。三振も5つ奪い力を見せました。

杜若田中監督、福田凛選手談話
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