JR東日本東北-西濃運輸 観戦記(2024年都市対抗野球)
7月29日に東京ドームで行われた準決勝第1試合、JR東日本東北-西濃運輸の観戦記です。
西濃運輸が勝ち進んだので、応援も兼ねて東京へ。西濃運輸の先発は3度目となる吉田投手でした。
JR東日本東北
001200230|8 H12 E1
002000110|4 H8 E0
西濃運輸
JR東日本東北
小島(30)、武田(18)、津高(16)-小鷹
西濃運輸
吉田(29)、奥(17)、森岡(20)、摺石(21)、山下(13)-城野
投手成績
JR東日本東北
小島康明 6回 89球 被安打4 四死球2 三振4 失点2
武田龍成(大曲工-専修大-きらやか銀行 5年目) 1回2/3 36球 被安打4 四球1 三振0 失点2
津高弘樹(報徳学園-日大 3年目) 1回1/3 26球 被安打0 四球1 三振1 失点0
西濃運輸
吉田聖弥 6回1/3 93球 被安打8 四球1 三振8 失点5
奥誠也(一条-京産大 2年目) 1/3 10球 被安打1 四球1 三振0 失点0
森岡大輔(大谷-神戸学院大 3年目) 1/3 11球 被安打0 四球1 三振0 失点0
摺石達哉(福井工大福井-奈良学園大 3年目) 1回 24球 被安打3 四球0 三振0 失点3
山下大輝(飛龍-常葉大浜松キャンパス 11年目) 1回 12球 被安打1 四球0 三振1 失点0
(出場選手)
JR東日本東北
6浦林(6) 7橋本(23) 4菅野(1) D丸山(33) 3大西(10) 9長嶋(0)→R大保→7 8金沢(9) 5小山(3) 2小鷹(27)
西濃運輸
4山崎(35) 9三村(36)→7 5野崎(28) 3小中(10) 7原田(31)→8 D修行(33) 2城野(2) 8左向(24)→H福山(8)→9渡邊(4)→H大山(0) 6北野(6)
(試合経過)
3回表、2死3塁から3番菅野のタイムリー内野安打で1点。JR東日本東北が先制。1-0
3回裏、1死2塁から1番山崎がタイムリー。1死1,2塁から3番野崎がタイムリー。西濃運輸が逆転。1死2,3塁から小中のレフトフライで3塁ランナーが突っ込むもホームタッチアウト。西濃運輸は2点止まり。2-1
4回表、1死1塁から7番金沢が逆転の2ランホームラン。3-2
7回表、1死1塁から9番小鷹が左中間を破るタイムリー2ベース。ここでピッチャー交代、奥。2死2塁から2番橋本がタイムリー2ベース。2死1,3塁でピッチャー交代、森岡。5-2
7回裏、1死2,3塁から9番北野の2ゴロの間に1点。5-3
8回表、ピッチャー交代、摺石。無死2,3塁から8番小山が2点タイムリー3ベース。9番小鷹が犠牲フライ。8-3
8回裏、2死1,3塁から6番修行がタイムリー。ここでピッチャー交代、津高。8-4
9回表、ピッチャー交代、山下。
JR東日本東北が勝ちました。
総評
西濃運輸としては完敗でした。
先発は中2日の吉田投手。6回までで三振を8つ奪うなど、持ち味は出ていたと思います。MAXは145㎞。悪いなりに投げるということは出来ていたと本人談もありました。
4回表の金沢選手の2ラン、7回表の小鷹選手のタイムリー2ベース。甘くなったところを打たれたという形。ここまで上がってくるチームはやはり逃してくれないですね。というかJR東日本東北の打線が強かったです。
また、リリーフの状態があまり良くなかった。吉田投手で押すしかないというチーム状況も透けてみえてしまった。ここまで勝ち上がったのは立派でしたが、投手陣がもう少し力を出せれば、という部分が惜しかったです。
JR東海の補強の3人は大活躍でした。この試合でも山崎選手、三村選手ともに得点に絡みました。
JR東海としても彼らの活躍を秋につなげたいでしょうね。
西濃運輸としては日本選手権予選が待っています。ここを勝ちぬいて昨年の日本選手権ベスト4を超えられるように、まずは9月に向けて上手く調整してほしいです。
JR東日本東北は下位打線の強さが光りました。そして3回裏の小中選手のレフトフライで3塁ランナーの生還を許さなかった守備も素晴らしかったです。
先発の小島投手もさすがでしたし、ここまで勝ち上がるのも納得というチームでした。
ピックアップ選手
JR東日本東北 金沢 龍介 外野手(秋田-専修大 4年目)
7番センターで出場。終盤ライトへ。4回に2ランホームランを放ち逆転。8回にも2ベースを放ち、追加点の後押しとなりました。
JR東日本東北 小島 康明 投手(下妻二-東農大-きらやか銀行-TDK 10年目)
ベテランの補強選手。140㎞前後のまっすぐながら切れの良さで西濃運輸打線を上手く抑えていきました。
JR東日本東北 小鷹 葵 捕手(中越-青山学院大 2年目)
9番捕手で出場。2安打のマルチで打点も2。好リードも光りました。
西濃運輸 吉田 聖弥 投手(伊万里農林 4年目)
中2日で3試合目の先発。そう考えると内容はよかったと思います。勝負どころで浴びた長打が痛かったですが・・・。そんなに責められない内容かなと。三振8つ奪いましたし、しっかりと良さはアピール出来たと思います。疲れを取って、秋に備えてほしいですね。
西濃運輸 野﨑 大地 内野手(敬徳-久留米工大 7年目)
3番サードで出場し2安打のマルチ。3回には逆転となるタイムリーを放つ。結果でもチームを引っ張る主将として活躍しました。
西濃運輸 修行 恵大 外野手(大垣日大-大商大 2年目)
6番DHで出場。2安打のマルチで8回裏にタイムリーを放つ。大会を通じて状態はよかったですね。
西濃運輸佐伯監督、吉田投手談話
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