向陽-菊里 観戦記(2024年名古屋市立大会)
8月5日にパロマ瑞穂球場で行われた名古屋市立大会の1回戦、向陽-菊里の観戦記です。
向陽の軍司投手、菊里の土屋投手と注目投手がいるチーム同士ということで登板を期待して観戦しました。
向陽
101031110|8 H12 E3
210000001|4 H13 E2
菊里
向陽
佐藤(11)、軍司(1)-川嶋
菊里
土屋(1)、河田(10)-高村
投手成績
向陽
佐藤弘野(2年) 5回 78球 被安打9 四球1 三振5 失点3(自責点2)
軍司拓海 4回 40球 被安打4 四球0 三振3 失点0
菊里
土屋諒太 5回 85球 被安打6 四球2 三振7 失点5
河田康作(2年) 4回 63球 被安打6 四球1 三振3 失点3
(出場選手)
向陽
5政尾 6小代田 2川嶋 8西田 7若菜 9太田 3鈴木 4三宅 1佐藤(11)→H朴(17)→R佐々(20)→1軍司(1)
菊里
6勝濱 4野々垣 9矢作 1土屋→1河田(10) 7柿田 3大嶋 5丹羽 2高村 8猿渡
(試合経過)
1回表、2死2塁から4番西田がタイムリー。向陽が先制。1-0
1回裏、1死2塁から3番矢作がタイムリーエンタイトル2ベース。4番土屋のヒットとエラーで2塁ランナーが生還。菊里がすぐに逆転。2-1
2回裏、2死1,2塁から2番野々垣がタイムリー。3-1
3回表、無死2塁から4番西田がタイムリーエンタイトル2ベース。3-2
5回表、1死1,2塁から5番若菜が2点タイムリー3ベース。6番太田伊の犠牲フライ。向陽が逆転。5-3
6回表、ピッチャー交代、河田。1死2,3塁から2番小代田がタイムリー。6-3
7回表、2死3塁から6番太田伊の四球のボールがワイルドピッチとなり1点。7-3
8回表、1死3塁から1番政尾が犠牲フライ。8-3
9回裏、1死から1番勝濱のライト前のライナーに飛び込むも逸らし、外野へ転がる中一気にバッターランナーが生還。8-4
向陽が勝ちました。
総評
向陽の軍司投手、菊里の土屋投手の投げ合いを期待して来場しましたが、登板としてはすれ違いとなりました。ただ両方の投球が見れてよかった。
土屋投手は夏の清林館戦で19三振を奪い、注目されました。この日はMAX139㎞をマーク。アベレージは134㎞~5㎞くらいですが、安定した球威は出ていました。
これに対してしっかりと対応したのが向陽打線。中軸の川嶋選手、西田選手は複数安打を放ち、5回には5番の若菜選手が2点タイムリー3ベース。速いまっすぐに対応する姿は見事でしたね。
土屋投手も5回で7奪三振とらしさも見せていました。4番ピッチャーと大黒柱になりますが、いい状態で1次予選を迎えてほしいですね。
向陽の佐藤投手はそんなに球威はないものの、コントロールの良さと緩急で試合を作り、リードして軍司投手にリレーするという理想的な展開。
軍司投手は120㎞後半のまっすぐですが相手が振り遅れる球質の良さが特徴。これに切れのいいスライダーで上手く打たせて取る投球が光る。最終回は力を入れて133㎞という球速も出ていましたし、順調に来ているのは何より。
打線は全体的に振れていて、菊里の2人の左腕をしっかりと攻略しました。中部大春日丘と同じゾーンで1次から厳しい戦いですが、十分戦えそうな印象です。
菊里は1年生で3番に入った矢作選手の存在感がすごかった。スイングが速すぎてファールになっちゃう打球も多かったですが、しっかりと捉えた打球はかなり飛ぶ印象で、初回には変化球を捉えてエンタイトル2ベース。この先注目したい選手でした。
ピックアップ選手
向陽 西田 隼也 外野手(2年)
4番センターで出場。3安打の猛打賞でタイムリー2本。3回にはフェンス直撃のタイムリー2ベースもありました。能力の高い打者。
向陽 軍司 拓海 投手(2年)
6回からリリーフ。MAXは1球だけ133㎞とありましたが、大半は120㎞台中盤から後半。それでも相手が差される切れが武器。この日もフライアウトが多かった。
向陽 若菜 裕利 外野手(2年)
5番レフトで出場。5回に逆転となり2点タイムリー3ベースを土屋投手から放つ。これを含む2安打のマルチ。
向陽 川嶋 壮太 捕手(2年)
3番捕手で出場。2安打のマルチで土屋投手から2安打を放つ。しっかりと振れる打者。佐藤投手を支えたリードもよかった。
菊里 土屋 諒太 投手(2年)
先発して5回を5失点。MAXは139㎞をマーク。5点は取られたものの7奪三振。三振を取れる力は素晴らしい。追い込むまでにこの日は打たれたケースが目立ちました。
菊里 矢作 健太 外野手(1年)
3番ライトで出場。1年生とは思えない体格を誇り、スイングスピードも速い。ちょっと別格の雰囲気がある選手。この先も注目したい打者。
菊里 勝濱 晃之輔 内野手(2年)
1番ショートで出場。3安打の猛打賞で9回にはランニングホームランを放つ。打撃センスがある。
向陽 遠藤克英 監督 談話
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