愛知県高校野球 2年生の有望選手特集④ 向陽 軍司拓海投手“公立進学校左腕三羽烏の実戦派左腕”
この夏の愛知大会では公立の進学校に注目の2年生左腕が3人もいた。
高蔵寺 芹澤大地、菊里 土屋諒太、そして今回取り上げる向陽 軍司拓海。
この中で最も早い段階から注目を浴びる存在だったのは向陽の軍司投手だ。
1年の夏から公式戦デビュー。4試合登板して、2イニングずつ8回を投げてトータル1失点。チームの5回戦進出に貢献すると、1年秋からはエースとしてチームを支え、1年秋、2年の春とチームは県大会に進み1勝ずつをあげる。

1年の秋にはエースとして登板。旭丘の井戸田投手に投げ勝っていた。
最も評価をあげたのは2年春の豊橋中央戦。秋の東海大会進出チームを相手に8回まで0点に抑え、9回表にチームは1点を先制。9回裏2死3塁まで追いつめる投球をみせた。
この夏は豊田工科戦で1失点完投勝利。続く誠信戦では4失点で敗戦となるも、無四球で完投ししっかりと爪痕を残した。
軍司投手の特徴といえば球速以上に切れのあるまっすぐ。MAXは133㎞で、常時は120㎞台中盤から後半。このまっすぐに相手打者はことごとく差しこまれる。もう一つの特徴が四球の少なさ。これまで県大会以上の公式戦で52回2/3を投げて与えた四球はたったの4つ。1試合平均は0.68個となり1試合で1個を出さない計算となる。
本人も「一番信頼している球はまっすぐです」とコメント。相手を見ながら投げるクレバーさも持ち合わせて、試合を支配していく。

切れのあるまっすぐには相手は分かっていても差し込まれる。
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