愛知野球通信+

中部大第一-中京大中京 観戦記(2024年秋季名古屋地区2次トーナメント)

8月21日に春日井球場で行われた第2試合、中部大第一-中京大中京の観戦記です。
中京大中京は甲子園で敗れてからわずか5日目での試合。新チーム初戦となった試合でどういう戦いを見せるか注目して観戦しました。

中部大第一
0000000|0 H2 E2
0030103|7 H11 E0
中京大中京
(7回コールド)

中部大第一
田口(18)、江口(16)、薗田(11)、治京(1)-今井、西田

中京大中京
宮内(10)-中村

投手成績
中部大第一
田口智也(2年) 2回2/3 43球 被安打3 四球1 三振2 失点1

江口浬斗 1回1/3 30球 被安打3 四球0 三振2 失点2(自責点0)

薗田和也(2年) 2回1/3 43球 被安打4 四球1 三振1 失点3

治京蒼空(2年) 0/3 2球 被安打1 四球0 三振0 失点1

中京大中京
宮内渉吾 7回 95球 被安打2 四球1 三振7 失点0

(出場選手)

中部大第一
7元野 8鈴木 6服部 3木下 4渡邊 2今井(10)→1治京(1) 5平泉 9永田(17)→9北川(9) 1田口(18)→1江口(16)→H瀬沼(15)→1薗田(11)→2西田(2)

中京大中京
6田中大 5岡部 7村上→R井戸(16) 3牧村 9荻田 8淀川 2中村 1宮内(10) 4加藤

(試合経過)

3回裏、1死3塁から2番岡部の犠牲フライ。ここでピッチャー交代、江口。2死1,3塁から5番荻田の2点タイムリー2ベース。中京大中京が3点を先制。3-0
4回表、先頭の元野がチーム初安打を放つ。ここから四球とヒットで2死満塁のチャンスを作るも6番今井が倒れ0点。
5回裏、ピッチャー交代、薗田。無死1,3塁から4番牧村の犠牲フライ。4-0
7回裏、1死1,2塁でピッチャー交代、治京。4番牧村が3ランを放ち、コールド成立。7-0で中京大中京が勝ちました。

総評

中京大中京は新チーム初戦。甲子園が終わって5日という日程もあり、チーム作りも何もない感じだったと思いますが、効果的に長打が出て快勝となりました。

4番の牧村選手はコールドを決めた3ランもお見事でしたが、2回にもホームラン性のファールがあり、4番打者として存在感を見せました。そしてスーパー1年生と名高い荻田選手も2安打のマルチで打球の速さ等、非凡なところを見せました。

淀川選手も2本の2ベースで俊足も見せましたし、やはり良い選手はたくさんいるなと改めて感じさせる試合となりました。

宮内投手は先発してある程度投げる予定だったそうですが、7回を2安打。無失点と試合をまとめました。まだまだと厳しい評価を高橋監督は言っていたものの、MAX142㎞をマークし要所で三振を取れる投球はさすが。

あと、中京大中京は守備力の高さが光りますね。

これで県大会のシード権は確保。まずは試合をこなすことでチーム力を挙げていきたいところですね。
中部大第一も継投でピンチはしのいでいたのですが・・・。タイプの違う投手で抑えつつ、打線で援護するというスタイルが出来れば、県大会でも十分戦えそう。

この時期に中京大中京と戦えたことをプラスにしていってほしいです。

ピックアップ選手

中部大第一 元野 一輝 外野手(2年)

1番レフトで出場。チーム初ヒットを放ちチャンスメイク。

中部大第一 江口 浬斗 投手(2年)

右のサイドハンドでまっすぐとスライダーを中心に抑える。1回1/3で三振を2つ奪う力投を見せました。

中京大中京 牧村 典明 内野手(2年)

4番1塁で出場。7回に3ランホームランでコールドを決めましたが、惜しいホームラン性のファールもありました。長打力が魅力の選手ですね。

中京大中京 宮内 渉吾 投手(2年)

先発して7回を2安打無失点。奪三振は7。MAX142㎞。唯一4回表に2死満塁のピンチを作るもそこを踏ん張るとそこからリズムは良くなりストライク先行の投球が光りました。

中京大中京 淀川 稜太 外野手(2年)

6番センターで出場。2ベース2本も見事でしたが、セカンドへの走塁での速さが素晴らしかった。

中京大中京 荻田 翔惺 外野手(1年)

5番ライトで出場。スーパー1年生と話題ですが、この試合でもタイムリー2ベースを含む2安打。スイングの速さが目立ちます。

中京大中京 高橋監督、中部大第一 谷口監督 談話
※有料会員様のみご覧いただけます。

(残り 1162文字/全文: 2862文字)

ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。

ウェブマガジンのご案内

会員の方は、ログインしてください。

« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ