享栄-名古屋たちばな 観戦記(2024年秋季名古屋地区2次トーナメント)
8月23日に春日井球場で行われた名古屋地区2次トーナメントの準決勝第2試合、享栄-名古屋たちばなの観戦記です。
夏の再戦となった一戦。序盤から試合が動きました。
享栄
050000000|5 H7 E2
21003010X|7 H12 E1
名古屋たちばな
享栄
渡辺(1)、多賀(10)-折田、冨成
名古屋たちばな
青戸(10)、鈴木(11)、中島(13)、石川(1)-三上
投手成績
享栄
渡辺将斗 4回2/3 72球 被安打7 四球1 三振3 失点6
多賀衛太 3回1/3 54球 被安打5 四球0 三振2 失点1
名古屋たちばな
青戸風凱(1年) 1回0/3 33球 被安打2 四球1 三振1 失点3
鈴木昊真(2年) 1回 19球 被安打3 四球0 三振1 失点2
中島稜太 6回 61球 被安打2 四死球2 三振4 失点0
石川萬才 1回 12球 被安打0 四球0 三振1 失点0
(出場選手)
享栄
6仲谷 4細江 7坂本→9 3近藤 5真鍋 8森迫 9井上→H永谷(17)→7大森(18) 2折田→2冨成(13) 1渡辺→1多賀(10)→H平林(15)
名古屋たちばな
4深田 8永田 5野々垣 6淺井 3伊藤 7安江(20) 9金竹→1石川(1) 2三上 1青戸(10)→1鈴木(11)→H福山(7)→1中島(13)→9
(試合経過)
1回裏、1死1,2塁から4番淺井の強い1ゴロを逸らして記録はタイムリーエラーで2者生還。名古屋たちばなが2点を先制。2-0
2回表、無死1,2塁から7番井上がタイムリー。次のバッターの初球がボールになったところでピッチャー交代、鈴木。無死1,3塁から8番折田がタイムリー。1死2,3塁から1番仲谷がタイムリー2ベース。2番細江のスクイズが成功(記録や野選)。1死1,3塁から3番坂本がタイムリー。この回打者一巡で5点を取って逆転。5-2
2回裏、1死3塁からパスボールで1点。5-3
3回表、ピッチャー交代、中島。
5回裏、2死3塁から3番野々垣がタイムリー内野安打。2死1,3塁でピッチャー交代、多賀。いきなり初球ボールがすっぽ抜けてボーク。3塁ランナー生還。2死2塁から5番伊藤がタイムリー2ベースを放ち名古屋たちばなが逆転。6-5
7回裏、1死1,3塁から5番伊藤がタイムリー。7-5
9回表、ピッチャー交代、石川。
名古屋たちばなが逆転勝ちをおさめました。
総評
序盤からお互いに点を取り合う落ち着かない展開。
そんな試合を落ち着かせたのは名古屋たちばなの中島投手でした。
夏の愛工大名電戦で完封したことで名をあげた中島投手。この試合でも球速は120㎞台後半くらいなのですが、そのボールが伸びたり、曲がったり、落ちたりして、享栄打線を翻弄。ピンチらしいピンチは4回表の2死1,2塁くらい。危なげない投球で3回から8回まで0点に抑えて、自軍の勝利に貢献しました。
鈴木監督も中島投手の存在は大きいとおっしゃっていましたが、こういう経験もあって、相手を抑え込める投手がいるのは大きいですよね。これに織田投手や石川投手ら好投手も抱えているわけでして・・・。投手力は間違いなく県でもトップかなと思います。
打線も4番の淺井選手がこの試合でも3安打と大活躍。彼を中心に前後のバッターも打っていたので、上手く点につながっていきました。
そして守備でも淺井選手は好守備を連発。野手では彼の存在が大きいです。
県ではトップレベルのチームですし、4強とやっても臆さないくらいの経験を手にしているのも大きい気がします。
享栄は小山投手がベンチには入っていたものの登板なし。2回表には積極的に仕掛けて打線がつながりビッグイニングを作りました。
ただ、3回以降は中島投手の前に沈黙。ヒット2本に抑え込まれました。
仲谷選手はやはり能力の高さが目立ちます。守備でもさすがの好プレーが多かったですし、攻撃でも打撃もいいですが、走塁でも上手いプレーが目を引きました。
あとは小山投手がきちんと投げられれば。享栄も十分力のあるチームだなと感じました。
ピックアップ選手
享栄 仲谷 成真 内野手(2年)
1番ショートで出場。守備では相変わらずの安定感と魅せる動きをしていました。その上で打つ方でも2安打のマルチで走塁の良さもあり、改めていい選手だなと感じました。
享栄 坂本 亮太 外野手(1年)
3番レフトで出場。2回にタイムリーを放ち、1安打1四球。1年生でクリーンアップを任され今後が楽しみな選手。
享栄 渡辺 将斗 投手(2年)
先発して5回途中で降板。まっすぐは130㎞をマークし左でまだまだ球威は上がりそう。コントロールもいいタイプ。
享栄 多賀 衛太 投手(1年)
右のオーバーハンドで133㎞をマーク。まだ伸びそうですし楽しみな存在になりそう。
名古屋たちばな 中島 稜太 投手(2年)
3回からマウンドへ上がり6イニングを2安打2四死球で無失点。120㎞台のボールが伸びたり落ちたり曲がったりと動く。相手からはやっかいな投手だと改めて感じました。
名古屋たちばな 淺井 太介 内野手(2年)
4番ショートで出場。3安打の猛打賞で最初の打席も記録はエラーながらヒット性の当たり。守備でもさすがの動きを見せレベルが高い選手だと改めて感じました。
名古屋たちばな 伊藤 幹太 内野手(2年)
5番1塁で出場。2安打がいずれもタイムリーで5回のセンターオーバーのタイムリー2ベースは素晴らしい打球でした。
名古屋たちばな 石川 萬才 投手(2年)
最終回にマウンドへ上がりMAX142㎞をマーク。三者凡退で危なげない投球をみせました。
名古屋たちばな 鈴木将吾 監督 談話
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