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三重大-四日市大 1回戦 観戦記(2024年秋季三重大学リーグ)

9月5日に津球場で行われた三重大-四日市大の1回戦の観戦記です。
皇學館大を追っていきたいチーム同士の対戦。接戦となりました。

三重大
200000000|2 H5 E3
00000210X|3 H10 E2
四日市大

三重大
佐藤(20)、中山(11)-山口

四日市大
間瀬(19)-大澤

投手成績
三重大
佐藤光太 6回 112球 被安打8 四死球2 三振4 失点2(自責点0)

中山勝暁 2回 37球 被安打2 四球2 三振1 失点1(自責点0)

四日市大
間瀬倫太郎 9回 126球 被安打5 四死球3 三振7 失点2(自責点0)

(出場選手)

三重大
5伊藤(57) 6橋本(7) 4河合(10) 8永船(1) 9安藤(47) 3谷口拓(25)→R真川(2) D森戸(8) 2山口(22) 7蒲(5)

四日市大
7滝川(9) 5中阪(8) 4西村(24) 3鍛治園(17) D間曽(29) 9中村(3)→H田村(2)→8黒瀬(6) 8瀧本(1)→9 2大澤(10) 6児玉(39)

(試合経過)

1回表、2死2,3塁から5番安東が2点タイムリー。三重大が先制。2-0
6回裏、2死2塁から8番大澤のタイムリー。9番児玉がタイムリー2ベース。四日市大が同点に追いつく。2-2
7回裏、ピッチャー交代、中山。1死1,3塁から4番鍛治園が勝ち越しタイムリー。四日市大が逆転。3-2
四日市大が競り勝ちました。

総評

四日市大は1回表に2点を失って、その裏が1死満塁。2回裏、3回裏も得点圏にランナーを進めながら得点が出来ずに嫌な展開になっていました。

先発の間瀬投手も初回に失点した後も、2回表、3回表とピンチを作り、苦しい立ち上がりでしたが、2回表にはキャッチャーの大澤選手の盗塁阻止。3回表にはゲッツーでしのいでここからリズムが良くなっていきます。

6回裏は2死無走者から四日市大は相手エラーで出塁。ここから盗塁を決めて2死2塁とし8番大澤選手のタイムリー。9番児玉選手のタイムリー2ベースで追いつきます。

7回裏、三重大は高田高校出身の中山投手をマウンドへ送るも、先頭の滝川選手がフルカウントから四球。犠打の後エラーで1死1,3塁となり、4番鍛治園選手が逆転のタイムリー。4年生は児玉選手、鍛治園選手の2人だけなのですが、この2人の活躍で逆転。

間瀬投手が最後まで投げ切って2失点の完投勝利。四日市大が先勝としました。

開幕戦で間瀬投手も固かったと監督もおっしゃっていましたが、中盤以降はリズムがよくなり、上手く打たせて取っていった。この勝利で勢いに乗りたいですね。

三重大としては6回裏に2死からエラーでランナーを許し、そこからの同点劇。出来ればリードして中山投手につなぎたかっただけに痛恨でした。

佐藤投手は持ち味を発揮。ランナーを出しながらも粘りました。

そして中山投手は常時140km/hをマークして、球威はさすがのものを見せてくれました。

いきなり負け投手となってしまいましたが球威はやはりさすがですし、これから戦力として期待したいですね。

ピックアップ選手

三重大 河合 拓真 内野手(旭野 3年)

3番セカンドで出場。2安打のマルチで広角にヒットを打ちました。チームのキャプテン。

三重大 安藤 颯真 外野手(横須賀 2年)

5番ライトで出場。初回に貴重な先制の2点タイムリーを放つ。

三重大 佐藤 光太 投手(暁 2年)

初回から満塁のピンチを背負うなど、毎回ピンチでしたが、3回までしのぐと4回からは落ち着きました。6回裏に2死からエラーでランナーが出て、そこからの失点。ちょっともったいなかったが責められないかな。

三重大 中山 勝暁 投手(高田 1年)

7回裏からマウンドへ上がり、140㎞前半のまっすぐを投げてスピードはさすがのところを見せました。先頭バッターのフルカウントからの四球がもったいなかったですね。

四日市大 児玉 凌太 内野手(鳥取城北 4年)

9番ショートで出場。2安打のマルチで6回裏には貴重な同点タイムリー2ベース。スタメンでは2人だけの4年生のうちの1人としてチームを救いました。

四日市大 鍛治園 健人 内野手(愛知啓成 4年)

4番1塁で出場。7回裏に中山投手から貴重な勝ち越しタイムリーを放つ。その前に出塁をした時は盗塁を決める等、その姿勢でチームを引っ張りました。

四日市大 間瀬 倫太郎 投手(海星 3年)

3回まで毎回2人以上ランナーを許す苦しい投球でしたが、3回にゲッツーでしのいでからはリズムも良くなって結局2失点で完投勝利。ストライク先行で安定したのが大きかったですね。

四日市大 西村 友貴 内野手(久居 3年)

3番セカンドで出場。2安打のマルチでエラーでの出塁も含めて3度出塁。安定した守備も見せました。

四日市大 黒田司 監督談話

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