大成-誠信 観戦記(2024年秋季愛知県大会)
9月7日に小牧球場で行われた第1試合、大成-誠信の観戦記です。
尾張の私立同士で2次予選でも対戦し、その時は1-0で大成が勝利。その再戦がどうなるか注目して観戦しました。
大成
000001020|3 H10 E0
00031001X|5 H11 E1
誠信
大成
篠田(5)、小久保(1)-脇田、間瀬
誠信
武政(1)、山本球(10)-前原
投手成績
大成
篠田侑来 3回2/3 58球 被安打5 四球2 三振2 失点3
小久保宗治 4回1/3 76球 被安打6 四死球2(1) 三振6 失点2
誠信
武政楓生 7回1/3 132球 被安打9 四球3 三振4 失点3
山本球心(1年) 1回2/3 26球 被安打1 四球0 三振2 失点0
(出場選手)
大成
8小林 4藤本→H杉浦(13)→R山田(16)→4→H堀田(14) 7小久保(1)→1 3奥村 1篠田(5)→5 6水谷 2脇田→2間瀬(12) 9森島 5平野(15)→7高野(7)→7丹波(17)
誠信
6大西 8野田 5堀場 9山本 7押谷 4山口 3小沢 2前原 1武政→1山本球(10)
(試合経過)
4回裏、2死2,3塁から8番前原が2点タイムリー3ベース。9番武政がタイムリー。ここでピッチャー交代、小久保。誠信が3点を先制。3-0
5回裏、2死1塁から5番押谷がタイムリー2ベース。4-0
6回表、1死1,3塁から4番奥村が犠牲フライ。4-1
8回表、1死1,3塁から6番水谷がタイムリー。ここでピッチャー交代、山本球。1死満塁から8番森島の犠牲フライ。4-3
8回裏、2死満塁からボークで1点。5-3
誠信が逃げ切りました。
総評
2次予選で対戦し、大成が1-0で勝利していたカードの再戦。この試合もガチで戦ったとのことで、実力は拮抗している中での再戦だったので、お互いにやりにくかったと試合後に監督は語った試合。結果は前回負けていた誠信が雪辱を果たした形になりました。
大成は背番号5の篠田投手が先発。133km/hをマークし、3回まではランナーを出しながらも0点でしのぎます。
4回裏は1死1,2塁から誠信が2死にしてでも送って2死2,3塁としてプレッシャーをかけます。ここで8番の前原選手がしっかりと捉えてライトオーバーの2点タイムリー3ベースで先制。続く9番の武政選手も初球を打って3点目となるタイムリー。この3点目が重かったと大成の山岡監督も振り返りましたが、ここでピッチャー交代となったものの、難しいタイミングとなってしまいました。
代えるなら打たれる前に代えるしかなかったですが、ここは仕方なかったかなと。
誠信の新チームは打線が結構振れているのが強み。1番の大西選手と4番の山本伊選手が1年生なのですが、2人ともマルチを記録して活躍。打線の厚みを増す要因となっています。
先発の武政投手も安定していて、中盤まで安定した投球を披露。終盤ばてた形でしたが、十分試合を作りました。
大成は5回以降、毎回のようにチャンスを作り、6回、8回は得点を取った後に尚も、というチャンスがあったのですが、ここで1本が出なかった。
小久保投手は132km/hをマークするなど球威もあったのですが、8回は2死満塁からボークで失点。誠信にとって大きな追加点となりました。
大成の失点は2死からでしたし、もうちょっとチームとして粘れるようにしていきたいですね。
ピックアップ選手
大成 奥村 健斗 内野手(2年)
4番1塁で出場。2安打のマルチに犠牲フライ。4番として仕事を果たす。
大成 篠田 侑来 内野手・投手
5番投手で出場。降板後はサードへ。投手としてMAX133km/hをマーク。ランナーを出しながらも粘っていて、投手経験が浅いながらも好投を見せる。打つ方でも2安打のマルチでセンスを見せた。
大成 水谷 陽呂 内野手(2年)
6番ショートで出場。2安打のマルチに四球、エラーで出塁と全打席で出塁。センターから逆方向へ打つう打撃を見せる。
大成 小久保 宗治 投手(2年)
4回途中からレフトからマウンドへ。難しいイニング途中からの登板でしたが、そこを抑えると130km/h前後のまっすぐを中心に緩急も使って投球する。MAXは132km/h。
誠信 前原 龍之介 捕手(2年)
8番捕手で出場。4回に貴重な先制の2点タイムリー3ベースを放つ。これを含む2安打。好リードで投手陣も支えました。
誠信 武政 楓生 投手(2年)
先発して序盤は安定した投球。120km/h台後半のまっすぐとスライダーを中心に組み立てる。まっすぐの球質はいいタイプの左腕。
誠信 山本 伊織 外野手(1年)
4番ライトで出場。しっかりと強いスイングで2安打のマルチ。今後の成長を期待したいバッター。
誠信 大西 空翔 内野手(1年)
1番ショートで出場。2安打のマルチで2ベースも放つ。守備でも安定感を見せた。
誠信澤田監督、大成山岡監督談話
※談話は有料会員様のみご覧いただけます。
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