愛知野球通信+

聖隷クリストファーー菰野 観戦記(2024年秋季東海大会)

10月19日にちゅ~るスタジアム清水で行われた第2試合、聖隷クリストファーー菰野の観戦記です。
夏のスタメンが全て残る菰野に対し、聖隷クリストファーの1年生エースの高部投手がどう投げるか注目して観戦しました。

聖隷クリストファー
014000000|5 H8 E2
001000000|1 H5 E2
菰野

聖隷クリストファー
高部(1)-武智

菰野
栄田(1)-栗本

投手成績
聖隷クリストファー
高部陸 9回 100球 被安打5 四球0 三振2 失点1

菰野
栄田人逢 9回 138球 被安打8 四球5 三振5 失点5(自責点1)

(出場選手)

聖隷クリストファー
3渡部哉 8河原 2武智 7江成→7田中(18) 5谷口 9逢澤(19)→9山本(9) 4渡部真(14)→R大島(4)→4 6小林 1高部

菰野
7菊地→H野田(13) 5中川 6加瀬 3森 8松山 1栄田 2栗本 9梶谷 4小山

(試合経過)

2回表、1死1,3塁から8番小林のセーフティスクイズが成功。聖隷クリストファーが1点を先制。1-0
3回表、1死満塁から5番谷口の二ゴロでホームに投げるもキャッチャーがタッチにいってランナーと交錯して弾かれる間に2者生還。1死2,3塁から6番逢澤が2点タイムリー。4点追加。5-0
3回裏、2死2,3塁から2番中川のタイムリー内野安打。2死1,3塁から1塁ランナーが盗塁を仕掛けるも2塁でアウト。1点止まり。5-1
聖隷クリストファーが勝って2回戦進出。

総評

聖隷クリストファーの高部投手、菰野の栄田投手。両左腕がなかなか力のあるボールを投げていました。スピードガンでは両投手とも141km/h。

ただ、栄田投手が序盤、低めを上手く見極められて、バントを上手く決められて失点。そこにエラーも絡んで3回で5失点とかなり苦しい展開に。

4回以降はランナーを出しながらも粘っていたのですが・・・。打線は3回裏に1点を返したものの、4点ビハインドは重く、7回裏、8回裏は1死からヒットが出るもいずれもゲッツー。点数的にも攻めてが限られてしまいました。

聖隷クリストファーはバントを上手く決めて流れを作りました。そして高部投手が素晴らしかった。
変化球の球種も多く、それを上手く操れるのが大きいですね。MAXも141km/hと更新(これまでは137km/hだったそう)。173㎝63㎏とまだまだこれからの素材という1年生。今後が楽しみになりました。

これで至学館-聖隷クリストファーという2021年秋の因縁のカードの再戦となりました。もちろん選手たちは入れ替わっていますが首脳陣は同じ。どういう戦いになるか注目ですね。

ピックアップ選手

聖隷クリストファー 高部 陸 投手(1年)

注目の1年生左腕。ライターの西尾さんのガンでMAX141km/hをマーク。変化球の扱いも上手く、強力な菰野打線を散発の5安打。無四球で完投と見事な投球をみせました。173㎝ 63㎏とまだまだ細身の左腕。身長もまだ伸びそうな雰囲気で、今後が楽しみです。

聖隷クリストファー 逢澤 開生 外野手(2年)

6番ライトで出場。キャプテンながら19番を背負う。2安打のマルチで3回には貴重な2点タイムリー。監督の起用に応えました。

聖隷クリストファー 渡部 真尋 内野手(2年)

7番セカンドで出場。2安打1犠打と与えられた3打席で全て活躍。こちらも控えの背番号でしたが、好調さを買われて起用。それに応えました。

菰野 栄田 人逢 投手(2年)

菰野の大黒柱。MAXは141km/hをマーク。アベレージは高部投手より高かったとのこと。かなり低めの変化球を見切られていて、それで序盤から苦労しました。研究を相当されていた印象です。

菰野 栗本 賢佑 捕手(2年)

7番キャッチャーで出場。1安打でしたが、2打席目もヒット性の当たり。肩も強く、盗塁を仕掛けさせませんでした。

菰野 中川 漣心 内野手(2年)

2番サードで出場。3回にタイムリー内野安打を放つ。9回にもヒット性のエラーで出塁。スピードもある選手ですね。

聖隷クリストファー上村監督、高部投手談話
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