愛知野球通信+

天白-旭丘 観戦記(2024年市内県立大会決勝戦)

11月3日に熱田愛知時計120スタジアムで行われた市内県立大会の決勝戦、天白-旭丘の観戦記です。
どちらのチームも初見。天白は秋に東邦を破って県大会に出場を決めていたので、どういう試合を見せるか注目して観戦しました。

天白
400100000|5 H7 E1
000000000|0 H7 E4
旭丘

天白
加藤(1)、海原(10)-佐々木

旭丘
服部(8)、前原(10)-野口

投手成績

天白
加藤有馬 6回1/3 92球 被安打5 四死球3 三振8 失点0

海原孝成 2回2/3 37球 被安打2 四球0 三振6 失点0

旭丘
服部憲人 1回1/3 37球 被安打4 四球2 三振0 失点4(自責点1)

前原凛太朗 7回2/3 74球 被安打3 四球1 三振3 失点1(自責点0)

(出場選手)

天白
6鈴木 9大寺(15) 7坂上 8柴田 3岡田 5石黒 1加藤→1海原(10) 2佐々木(11) 4安藤

旭丘
8床野(3) 6杉本 5佐々木 3局(1) 1服部(8)→9 9前原(10)→1 7山口→5→H中野(12) 2野口 4八束→H藤田(7)→7岡部→H磯部(15)

(試合経過)

1回表、1死1塁から3番坂上がヒットを放ち、1塁ランナーが3塁へ。1塁ランナーがオーバーランして挟まれる間に3塁ランナーがスタートを切り、ホームがセーフとなり1点。1死満塁から6番石黒の遊飛。インフィールドフライの宣告も野手が取れずにランナーが生還(バッターはアウト)。2死2,3塁から7番加藤が2点タイムリー2ベース。天白が4点を先制。4-0
2回表、1死2,3塁でピッチャー交代、前原。ここは三振ゲッツーで抑えます。
4回表、1死2塁からタイムリーエラーで1点。5-0
7回裏、1死2,3塁でピッチャー交代、海原。このピンチを連続三振で斬ります。
9回裏、無死1,3塁となるも、ここから三者連続三振。天白が優勝を飾りました。

総評

初回に天白が相手のミスにもつけこんで4点を先制。グッと展開が楽になり、そのリードを加藤投手、海原投手のリレーで抑えこみました。

加藤投手は右のサイドハンド。海原投手は左のオーバーハンド。力がある上にタイプが違う投手が2枚いるのは強いですね。東邦に勝ったのもうなずけるチームでした。

野手もクリーンアップはなかなか雰囲気のある選手が揃っていましたし、2番の大寺選手は1年生で俊足が目立ちました。春に成長した姿が見たいチームです。

旭丘は初回に4点取られてちょっと攻め手が限られた印象でしたが、チャンスはいくつかありました。

終盤の7回裏、9回裏は得点チャンスでしたが、ここは抑えた海原投手が見事だったかなと思う内容でした。

前原投手の好リリーフもありましたし、次につながる試合だったかなと。エラーは仕方ないので、エラーをいかに失点につなげないか、粘れるチームにしていきたいですね。

表彰式の集合写真

優勝の天白ナイン

準優勝の旭丘ナイン

表彰式の写真はこちらからどうぞ

ピックアップ選手

天白 加藤 有馬 投手(2年)

右のサイドに近いスリークォーター。120km/h前半のまっすぐは切れがあり、スライダーもいい好投手でした。7回途中まで投げて無失点。8奪三振はお見事。

天白 大寺 隼聖 外野手(1年)

2番ライトで出場。とにかく足の速さにびっくり。1塁駆け抜けが3.82秒というタイムがありました。3ベースも放ち、四球、犠打と活躍。今後も注目したい選手。

天白 坂上 未塁翔 外野手(2年)

3番レフトで出場。2安打のマルチを記録。主将としてチームも引っ張ります。

天白 海原 孝成 投手(2年)

7回裏、1死2,3塁でマウンドへ上がり連続三振。9回も無死1,3塁のピンチとなりながら三者連続三振の快投を見せる。まっすぐは120km/h弱ながらコントロールがよく、インコースを投げ切れるセンスを持っています。どんどんストライクがくるのでやっかいな投手ですね。

旭丘 前原 凛太朗 投手(1年)

6番ライトで出場。2回途中からマウンドへ上がり、7回2/3を1失点ピッチング。120km/h台のまっすぐで打たせて取る投球がお見事でした。打つ方でも1安打。

旭丘 局 優翔 内野手(2年)

4番ファーストで出場。体格があり、1安打1死球と結果を残す。登板が無かったので、投げるところが見たかったですね。

旭丘 服部 憲人 外野手・投手(1年)

先発して2回途中で降板。その後はライトに周り、2ベースを1本放つ。

天白 横山成年 監督談話

(残り 1345文字/全文: 3241文字)

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