愛知県高校野球 2年生の有望選手特集⑬ 名古屋たちばな 石川萬才投手“伸び盛りの右腕は天野先輩を目指して成長中”
名古屋たちばなの三本柱。唯一の右腕で本格派。最速146km/hを誇る石川萬才投手は、2学年上の先輩、現名城大の天野京介投手に強い憧れを持つ。
そんな石川萬才投手編となります。
〇憧れは天野京介先輩(現名城大)
愛産大工(現名古屋たちばな)に入学当時は172㎝で66㎏だった。中学のころに軟式で130km/hを投げていて、「中学生ながら自信は持っていた」石川投手。ただ、進学した愛産大工で早々に上には上がいることを知る。それが当時3年生の天野京介投手だった。
「レベルが違うなと感じました。140km/hをバンバン出して、その球速帯なのにコントロールもいい。絶対的エースという感じで、ああいう風になりたいと思いました。目標にしています」と意気込む。
天野投手に近づくには「下半身の安定感を出したい。そうすれば天野さんのようにコントロールももっとよくなると思う」と分析する。
制球力が課題だそうで、「体幹を意識して強化しています。現状はある程度ストライクゾーンをめがけて投げて散ってくれればというイメージ。これを安定してストライクが取れるようにしたい。あと中島(稜太)が取り入れていたのですが、呼吸を意識して投げるとコントロールが安定するという指導がトレーナーからあったので、それも意識しています」と前向きに話す。
石川投手が野球を始めたのは小学1年生の時、4つ上の従兄の影響からだった。半田市の軟式チーム、成岩SCに入り、中学校では成岩中学校の野球部へ。
当時コロナ禍となり、中学校の野球部の活動がままならなくなったため、中学3年生の時に軟式の常滑ファイターズに所属。そこで先輩が当時の愛産大工(現名古屋たちばな)に進んでいた関係で、松尾コーチの目に留まり愛産大工へ進学することになった。
現在の身長体重は175㎝ 75㎏。食事では苦しくなってからもう一杯を心掛けて食べているそうで「身体が大きくなって球速も上がった。背もまだ伸びているかも」と手ごたえを感じている。
〇印象に残った試合
2年生の秋シーズンは、中島稜太投手、織田優太投手の不調もあり、エースナンバーを背負った。本人が印象に残った試合で挙げたのは秋季県大会の豊川戦。
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