21世紀枠が発表され、東海地区は名古屋たちばな高校に。
第97回選抜高校野球大会(毎日新聞社、日本高校野球連盟主催、朝日新聞社後援、阪神甲子園球場特別協力)の「21世紀枠」の各地区候補9校が13日、発表された。釧路江南(北海道)▽久慈(岩手)▽横浜清陵(神奈川)▽名古屋たちばな(愛知)▽小松工(石川)▽山城(京都)▽大田(島根)▽高松東(香川)▽壱岐(長崎)――の9校が選ばれた。(毎日新聞より)
東海地区からは名古屋たちばな高校が選ばれました。
愛知の選考に選ばれており、13日に発表があるということで、名古屋たちばなにお邪魔していました。
15時を過ぎて、日本高野連のHP等で発表があり、名古屋たちばなが選出されたことを知り、どちらかというとホッとした感じの空気が広がった。

選手全員の前で21世紀枠の東海地区代表になったことを伝える。
その後鈴木将吾監督が選手たちを集めて発表。
鈴木監督:「愛知代表に選んでいただいたこと、岐阜・三重・静岡の方を含めて選んでいただいたことに感謝して、襟を正すというか、応援してくれている方を裏切らないようにしっかりとここからもやっていこう。」

選手たちにメッセージを送る鈴木将吾監督。
選手たちも選ばれたことを喜ぶというよりは、しっかりと気を引き締め直すという雰囲気となっていました。
淺井太介主将
(率直な気持ちは)「今まで支えてくれた方々や先輩方が作ってくれた歴史や伝統があってのものなので感謝を伝えたいです。」
(夏や秋に強豪校を倒して躍進したことも選ばれたポイントかなと思いますが)「夏に享栄、愛工大名電に勝ったことは自信になっていますが、中京大中京に敗れたりして、1位になれていない、追いこせていない部分があるので、それはこれからも私学4強を越せるように取り組みたい。」
(河川敷はたまに水没したりする)「1年生の頃にグランドが洪水になった時がありました。そういう環境でもみんなで復旧するなど、自分たちでグランドを整備に取り組んでいい状態を保つようにしています。」
(チームの特色は)「投手は3本柱(織田、中島、石川)中心に力があると思います。打撃の得点力がまだ不足しているので、そこを来年の夏に向けて上げていきたいです。」
選考基準を改めて確認してみました。
21世紀枠はセンバツの招待大会としての特性を象徴し、高校野球の模範的な姿を実践している学校を以下の基準に沿って選ぶ。
①秋季都道府県大会のベスト16以上(加盟校が129校以上の都道府県はベスト32以上)が対象
②以下の推薦例のいずれかに当てはまる学校。
▽少数部員、施設面のハンディなど困難な環境の克服
▽学業と部活動の両立
▽数年間にわたり試合成績が良好ながら、強豪校に惜敗するなどして甲子園出場機会に恵まれていない
▽創意工夫した練習で成果を上げている
▽部外を含めた活動が他の生徒や地域に良い影響を与えている。
(毎日新聞より抜粋)
名古屋たちばなについては下の3つが当てはまるのかなと感じました。
グランドでも備品は手作りで対応していたり、学校周辺の清掃や挨拶に取り組んでいる。
他の生徒にもいい影響を与えて応援していただいている。その辺りを鈴木監督はおっしゃっていました。
その上で、昨年の秋から私学4強にも勝ち負けをして、この秋は初の東海大会進出を決めた。
そういった実績面が評価されれば、21世紀枠での選出もあるかもです。
9校で唯一の私学というのがプラスに働く可能性はありそうですね。
来年1月24日に選考会があります。
吉報が届くことを期待したいですね。