豊橋中央 内山京介投手は西濃運輸へ。ドラフトの時の心境や西濃運輸へ行くことになった話を伺いました。
「お久しぶりです」と笑顔を見せながら、取材を行う部屋に入ってきた内山京介投手。
前回、豊橋中央の特集をした時にインタビューをお送りしていました。
その記事はこちら。
この日、萩本将光監督が「今、めちゃめちゃ状態がいいんですよ。これがドラフト前だったらかかったかも」と冗談めかして話をしていましたが、内山投手の表情からも吹っ切れた様子が見られてホッとする。

笑顔で取材対応してくれた内山京介投手。
先日の第一報で社会人野球チームへの進路が決まったことをお伝えしました。インタビュー当日、内山投手から無事に正式内定をもらうことができたと、嬉しい報告を聞くことができました。
来年、『西濃運輸株式会社』に内山投手は進路を決めたと教えてくれました。
現在、内山投手は来年のチーム合流に向けてしっかりとトレーニングに取り組んでいる最中。
そんな内山投手にドラフトの前後の様子から話を聞いていきました。
〇ドラフト前後の心境
夏の愛知大会ではあまり状態がよくないように個人的には感じていた。また、大会中に児童養護施設出身という報道もされ、野球と合わせてそちらでも注目されることに。
「夏の大会ではプロに行きたい気持ちが強く、そのために結果を出さなきゃという気持ちが強くなって、勝手に自分を追い込んでいました。施設のみんなの期待を背負ってという感じも結構あって、そういうことが重なって逆に体が動かなくなっていたかな」と振り返る。
チームはベスト8まで勝ち進むも、杜若に完敗。内山投手はこの試合で先発するも、本来の力を出せずに2回2失点で降板。最後の夏を終えた。

杜若戦で先発した内山投手
夏の敗戦後は気持ちを切り替えドラフトに向けて練習を重ねる日々。NPBスカウトの視察も続き、最終的にNPBの球団から来た調査書は5つだった。
期待半分、不安半分という心境で当日を迎え、その日は野球部のみんなとTVで見ていたという。
「上位の指名はないと思っていたので、最初はリラックスして見ていましたが、下位にいくにつれて緊張感が増していきました。支配下指名が終わって育成指名に移って、調査書がきていた球団の指名が終わっていくにつれて、もしかしたらないかもと思いました。夜8時くらいまで待っていたので、かなり長く感じました」。
最後まで希望を持っていたソフトバンクの育成指名も終わり、指名漏れが確定。
この時の心境について「全てをここに懸けていたので、指名が無かった時は野球をやめたいというか、何もしたくないという感覚でした。その日はものすごく落ち込みました」。
ただ次の日には前向きな心境に変化したという。なぜか。「萩本さんのおかげでここまで来れたので、どうしても恩返ししたいと思いました。萩本さんに野球を続けたいと伝えたところ、『俺に任せろ』と言ってくださった。どこに行くことになっても頑張ろうと思いました」ときっぱり言い切った。
そんな中、程なくして西濃運輸の練習に参加することとなる。
〇西濃運輸に行くことに
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