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イスコジャパンー三京アムコ 観戦記(2025年新春選抜リーグ戦)

1月9日にパロマ瑞穂野球場で行われた第2試合、イスコジャパン-三京アムコの観戦記です。
この試合までが全チーム初戦となる一戦。今大会初の1点差の攻防の試合となりました。

イスコジャパン
000000100|1 H6 E0
00002000X|2 H6 E1
三京アムコ

イスコジャパン
伊藤(18)-二村

三京アムコ
山本淳(19)、松掛(11)、山本朔(12)-小柳津

投手成績

イスコジャパン
伊藤翔平 8回 113球 被安打6 四死球4 三振5 失点2

三京アムコ
山本淳貴 6回 86球 被安打3 四球1 三振4 失点0

松掛新大(北九州-九州共立大 3年目) 1回 21球 被安打3 四球1 三振0 失点1

山本朔矢 2回 25球 被安打0 四球0 三振2 失点0

(出場選手)

イスコジャパン
4竹延(23) 9林(24) 6村田(10) 7山崎(1) 8吉田悠(8)→H川村(26)→8小阪(7) D長嶋(22) 3小川(5)→R勢田(28)→3谷口(27) 2二村(2) 5尾野(3)

三京アムコ
8後藤(23)→7 6吉野(6) 3藤澤(7) D藤江(10) 2小柳津(22) 7鶴田(8)→9 4牛島(1) 9佐藤(2)→8松山侑(3) 5山口(4)

(試合経過)

5回裏、1死満塁から3番藤澤が粘って押し出し四球。4番藤江がタイムリー。三京アムコが2点を先制。2-0
7回表、ピッチャー交代、松掛。先頭の6番長嶋がソロホームラン。尚も2死満塁まで攻めるも3番村田が倒れて1点止まり。2-1
8回表、ピッチャー交代、山本朔。
三京アムコが逃げ切りました。

総評

4回まではお互いの投手が粘って0-0の投手戦に。

5回裏に三京アムコが先頭の8番佐藤のヒットを足掛かりにチャンスを広げ、1死満塁から3番藤澤選手が8球粘って四球を取って先制。続く4番藤江選手は四球の後の初球を捉えてタイムリー。こういうしぶとく点を取れるのが今の三京アムコの強さですね。

先発の山本淳投手がチームで唯一のベテランという立場ですが、しっかりと試合を作って6回を無失点。ボールも走っていて、状態はよさそうでした。

1点差に迫られたあとの8回からマウンドに上がった山本朔投手も素晴らしい内容で2イニングをパーフェクト。まっすぐで空振りを取っていたのが印象的でした。

昨年は初参加で初勝利まで時間がかかった三京アムコ。今年は初戦を競り勝てたので、勢いに乗れるか注目です。

イスコジャパンはエースの伊藤投手が粘って抑えていましたが、5回はちょっとボールが抜けて四球も重なっての失点。先制するまで粘りたかったですが・・・。

新人の二村捕手がスタメンマスクを被り、伊藤投手を好リード。盗塁も1つしっかりと刺して見せ場を作りました。もう一人のルーキーの林選手も2安打のマルチ。

こういう新戦力が頑張れば、チーム力は上がってきそうです。

ピックアップ選手

イスコジャパン 長嶋 萠 捕手(静清-同朋大 6年目)

6番DHで出場。7回表に先頭でホームラン。反撃ののろしを上げました。

イスコジャパン 二村 颯馬 捕手(愛工大名電-愛知工業大 1年目)

8番キャッチャーで出場。第2打席に2ベースを放ち、軟式での初ヒットを長打で放ちました。2回の盗塁阻止も圧巻でした。

イスコジャパン 林 稜真 外野手(愛知黎明-星城大 1年目)

2番ライトで出場。第3打席、第4打席と連打でマルチ。ルーキーで軟式の対応も早そうです。

イスコジャパン 伊藤 翔平 投手(大垣日大-岐阜聖徳学園大 4年目)

先発してランナーを出しながらも粘っていましたが、5回にちょっと崩れて2失点。でもそこからは完璧に抑えて完投。今年も中心として期待されますね。

三京アムコ 山本 淳貴 投手(富士学苑-朝日大 11年目)

先発して6回を無失点投球。ランナーを出しましたが、危なげない投球が光りました。まっすぐがかなり走っている印象でした。

三京アムコ 藤澤 朋輪 内野手(豊川-中部大 3年目)

3番ファーストで出場。ヒットは初回の1本でしたが、5回の押し出しで取った四球が素晴らしかった。

三京アムコ 藤江 雄太 外野手(愛産大三河-愛産大 5年目)

4番DHで出場。2点目のタイムリーは四球の後の初球を完璧に捉えました。

三京アムコ 山本 朔矢 投手(白山-愛知産業大 3年目)

8回からマウンドへ上がり2イニングをパーフェクト。1点差でしたが完璧な投球。まっすぐの切れが素晴らしかったです。

三京アムコ 榊原善之 監督談話

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