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豊田北-岡崎北 観戦記(2025年西三河地区1次予選)

3月26日に豊田球場で行われた第1試合、豊田北-岡崎北の観戦記です。
負けたら終わりの試合。県大会につなげるためにも負けられない一戦でした。

豊田北
031000200│6 H11 E2
000010001│2 H6 E2
岡崎北

豊田北
渡邉(6)、日下部(1)-谷口

岡崎北
笹井(10)、葛西(1)-瀧波

投手成績

豊田北
渡邉和寿 7回 129球 被安打4 四球3 三振1 失点1

日下部蓮(3年) 2回 28球 被安打2 四死球2 三振0 失点1(自責点0)

岡崎北
笹井絢太(2年) 2回2/3 60球 被安打6 四球1 三振0 失点4(自責点1)

葛西玲志 6回1/3 103球 被安打5 四球4 三振5 失点2

(出場選手)

豊田北
7稲葉 1渡邉→5 9西尾 2谷口 3山田 5近田→1日下部(1) 8上田 4園田 6上野(20)

岡崎北
9恵良 6峯村 2瀧波 7川合(17)→R金藤(18)→7片岡(7) 3小田 5今泉→H石原(20) 8柴田 1笹井(10)→1葛西(1)→H大竹(16) 4永谷

(試合経過)

2回表、1死2,3塁から7番上田が2点タイムリー。2死満塁から2番渡邊がタイムリー。豊田北が3点を先制。3-0
3回表、2死1,3塁から8番園田がタイムリー。4-0。ここでピッチャー交代、葛西。
5回裏、2死2塁から1番恵良がタイムリー。4-1
7回表、2死1,3塁から5番山田がタイムリー。2死満塁から7番上田がタイムリー。2点追加。6-1
8回裏、ピッチャー交代、日下部。
9回裏、無死1,3塁から代打大竹の併殺打の間に1点。6-2
豊田北が勝って2次予選進出を決めました。

総評

岡崎北は秋に県大会に進んでいるチーム。一方豊田北は秋は1勝のみで1次予選敗退。現チームにおいては岡崎北が実績で上回っていましたが、この試合では豊田北が優位に試合を進めました。

2回表はエラー2つで得たチャンスで7番上田選手が2点タイムリー。なおもチャンスを作ってピッチャーの渡邉選手にもタイムリーが出た。3回は8番の園田選手にタイムリーが出て4点。いい当たりは少なかったのですが、うまく間を抜けていく打球が多く、チームの食らいつく姿勢が打球に乗り移ったかなと感じました。

渡邉投手はスピードはそんなにないですが、変化球をうまく使ってランナーを出しながらも粘りのピッチング。7回1失点と抑えて勝利に貢献しました。

豊田北は昨年は市川晃基投手という大エースがいて、県大会に進んだチーム。今年は「強くない」と監督はおっしゃっていましたが、まとまりでここまで勝ち上がりました。負けられない試合はまだ続きますが、選手はその経験をプラスにしていますね。

岡崎北は先発の笹井投手が誤算。エラーも絡んでいたので、そこで失点をすると苦しくなる典型の試合でした。連戦となっていくので投手起用も難しいですよね。

流れが最後まで来なかった印象。7回の追加点を取られる前にもう1点でも2点でも返したかったですね。

振り返ると初回の1死1塁から3番瀧波選手のヒットの時に1塁ランナーが暴走気味でアウトになったのが響いた形。ただ、これは結果論ですね。

ピックアップ選手

豊田北 渡邉 和寿 内野手・投手(3年)

先発して7イニングを投げて1失点。ランナーを出しながらも粘る投球が光りました。うまく打たせて取りました。打つ方でも2安打のマルチ。

豊田北 上田 典嵯 外野手(3年)

7番センターで出場。ラッキーなヒットもありましたが、3安打の猛打賞は立派。1四球も合わせて貢献し、3打点を挙げました。

豊田北 山田 拓海 内野手(3年)

5番ファーストで出場。2安打1四球、1犠打エラーと活躍。逆方向にうまく打っていました。

岡崎北 瀧波 和佳 捕手(3年)

3番キャッチャーで出場。1安打1死球と活躍。足もあり、盗塁阻止も2つ見せて肩の能力も発揮しました。

岡崎北 葛西 玲志 投手(2年)

3回途中からマウンドへ上がり、6回1/3を投げて2失点。ゴロアウトが多く、緩急を使って打たせて取っていました。

岡崎北 永谷 優宗 内野手(3年)

9番セカンドで出場。1安打1四球と出塁してチャンスメイク。

豊田北 三輪俊太朗 監督談話

(残り 937文字/全文: 2582文字)

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