愛知野球通信+

岡崎城西-岡崎工科 観戦記(2025年春季西三河2次トーナメント)

3月28日に豊田球場で行われた第2試合、岡崎城西-岡崎工科の観戦記です。
県大会に行くには負けられない一戦は岡崎ダービーでした。

岡崎城西
000001000│1 H5 E0
00000110×│2 H8 E1
岡崎工科

岡崎城西
杉浦(1)-前田
岡崎工科
山口(1)、西(7)、山口(1)、西(7)、山口(1)、西(7)-鈴木

投手成績
岡崎城西
杉浦優太 8回 被安打8 四死球4 三振1 失点2

岡崎工科
山口祈楓 7回1/3 被安打5 四球4 三振2 失点1

西桜典 1回2/3 18球 被安打0 四球1 三振2 失点0

(出場選手)

岡崎城西
1杉浦 2前田 8太田 6宗像 5黒原 9笹森→H板 4水野 3片岡 7高矢

岡崎工科
6三宅 2鈴木 7山田(19) 3大平 5土井 9神谷→1西(7)→9→1→9→1 4原田 8鈴木 1山口→9→1→9→1→9

(試合経過)

6回表、1死3塁から3番太田がタイムリー。岡崎城西が先制。1-0
6回裏、2死満塁から7番原田に押し出し死球。1-1の同点に追いつく。
7回表、2死2,3塁でピッチャー交代、西。
7回裏、2死3塁から3番山田がタイムリー2ベース。岡崎工科が逆転。2-1
8回表、ピッチャー交代、山口。無死1塁、3番太田のカウント2-1で交代、西。
9回表、ピッチャー交代、山口。2死2塁でピッチャー交代、西。
岡崎工科が競り勝ちました。

総評

ロースコアの接戦になりました。岡崎城西の杉浦投手、岡崎工科の山口投手が持ち味を発揮。打たせて取る投球で5回までお互いに0を並べます。

6回表、岡崎城西は1番ピッチャーという珍しい打順を打つ杉浦選手がヒットで出塁すると、盗塁、犠打で3塁へ進み、3番太田選手のタイムリーで先制。

これで岡崎城西が優位に立つかと思いましたが、その裏も先頭の2番鈴木選手が内野安打で出塁すると、そこからチャンスを作って2死2,3塁。6番の神谷選手が粘って四球を選び、7番原田選手に死球を与えて同点。

7回裏も先頭バッターがヒットで出て作ったチャンスを3番の山田選手がタイムリー2ベースを打って岡崎工科が逆転します。

岡崎工科は投手交代でも執念を見せます。7回表のピンチで西投手がマウンドへ上がり抑えると、そこから都合4回、山口投手、西投手の小刻みな交代を実施。懐かしの遠山葛西遠山を思い出しました。この交代に選手も応えて失点を防ぎ、岡崎工科が勝利。県大会に望みをつなぎました。

負けたら終わりの試合は厳しいですけど、見る分にはやはり面白いですね。しのぎあいが見事な試合でした。

ピックアップ選手

岡崎城西 杉浦 優太 投手(3年)

ランナーを出しながらも粘りの投球で試合を作る。ランナーを出してからしぶといのが特徴。

岡崎城西 太田 琉斗 外野手(3年)

3番センターで出場。6回にタイムリーを放ち、2四球を選ぶ。しっかりとボールが見れる打者。

岡崎工科 山田 凰雅 外野手(2年)

3番レフトで出場。7回に貴重な勝ち越しタイムリー2ベースを放つ。2年生ですし、もっと打てるようになりそうな打者。

岡崎工科 山口 祈楓 投手(3年)

安定感があり、制球がよく打たせて取る投球が光る。終盤は西投手との交互のマウンドでしたが、平松監督は山口投手に信頼を置いている印象でした。

岡崎工科 西 桜典 投手(3年)

左で勢いのある球が武器。投げっぷりの良さが光る。まだ伸びそうな左腕。

岡崎工科 大平 海惺 内野手(3年)

4番ファーストで出場。身体がでかく打席で威圧感のある選手。逆方向にも打てるのが特徴とのことですが、もっと大きいのを常に狙っていいバッター。

岡崎工科 平松忠親 監督談話

(残り 839文字/全文: 2270文字)

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