京都産業大-大阪産業大 1回戦 観戦記(2025年西都六大学準硬式春季リーグ戦)
4月11日にベイコム野球場で行われた準硬式のリーグ戦、京都産業大-大阪産業大の1回戦の観戦記です。
先日取材して記事にした京産大の準硬式、升田投手の実戦の様子を見たくて尼崎のベイコム野球場まで足を運びました。
京産大
002000011│4 H7 E0
000000000│0 H5 E4
大産大
京産大
升田-前原
大産大
野上-酒井、松浦
投手成績
京産大
升田陽大 9回 130球 被安打5 四死球4 三振13 失点0
大産大
野上龍哉 9回 122球 被安打7 四球2 三振2 失点4(自責点1)
(出場選手)
京産大
8西浦(9) 7石丸(21) 6児島(6) 9中西(14) 3辻(25) 5世取山(33) D菊本(31)→H溝口(44)→R安武(13) 2前原(10) 4西岡(1)
大産大
7石田(6) 4小川(3) 8肥田(1) 3辻(45) D上杉(23) 5大野(17) 6南(10) 2酒井(22)→H佐藤(43)→2松浦(8) 9岡井(2)
(試合経過)
3回表、無死2,3塁から1番西浦がタイムリー。さらに無死2,3塁からワイルドピッチで1点。京産大が2点を先制。2-0
8回表、2死2塁から5番辻がタイムリー2ベース。3-0
9回表、2死3塁からタイムリーエラーで1点。4-0
京産大が勝ちました。
総評
この試合までに全勝同士の対戦。お互いに気合いが入っていました。
京産大の升田投手は立ち上がりがやや不安定で4回までに四死球を4つ出しますが、しり上がりに状態を上げていきました。序盤の不安定なところで2つゲッツーでしのげたのも大きかったですね。
8回裏に2死満塁のピンチがありましたがここも踏ん張って完封。人生初完封とのことでしたが、最終回に142km/hをマークするなど、最後まで球威が落ちなかったのも立派です。球速よりも手元で強く感じますし、変化球も上手に操る。硬式でもやれそうな投手だなと改めて感じました。
大産大の先発の野上投手にもびっくり。ブルペンでいい球投げるなとは思っていましたが、マウンドへ上がると140km/h台を連発。145km/hまで出ていて、まっすぐがスライドする分、相手にはやっかいなタイプかなと。
空振りを取る球質ではないので、そういう球を覚えるともっと抑えられそう。
元々高校時代は甲子園でも投げているようですが・・・。準硬式野球部に入ったもの今年から。野球が楽しいと語っていました。
大産大はエラーが失点につながりました。それが無かったらもっとロースコアだったですし、試合も分からなかった。次に生かしてほしいですね。
ピックアップ選手
京都産業大 升田 陽大 投手(愛知 4年)
先発して完封勝利。8回に2死満塁のピンチがありましたが踏ん張りました。最終回にも142km/hをマークし、これがこの日のMAX。しり上がりに良くなったのは評価できますね。球速より速く見える球質。13奪三振はお見事。
京都産業大 西浦 昇真 外野手(東山 3年)
1番センターで出場。3回に最初のチャンスで先制タイムリー。チームに元気を与える一打となりました。
京都産業大 辻 舜也 内野手(山城 3年)
5番ファーストで出場。8回にタイムリー2ベースを放ち、ダメ押し点となりました。
大阪産業大 野上 龍哉 投手(大分舞鶴 2年)
190㎝と上背があり、いきなり140km/h台中盤を連発。ものすごいインパクトがありました。高校時代は甲子園でも投げていて、有名だったようですね。本人は去年は野球をやっていなかったそうです。誘われて準硬式に去年の11月から入ったとのこと。
大阪産業大 肥田 優人 外野手(島根開星 3年)
3番センターで出場。チームでは唯一のマルチ。
京産大 升田陽大 投手談話
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