バスケットボール・クラッチ

2019.10.3 ブレックス対川崎(2019-20開幕戦レポート)

 

迎えた第2戦。立ち上がりは上々

まさかの黒星スタートとなった開幕戦から3日後の106日、川崎ブレーブサンダースとの2戦目が行われた。この日も、栃木から多くのブレックスファンが駆け付け、ブレックスを声援。

ギブスは、闘志あふれるリバウンドから次々とチャンスにつなげ、初戦とは全く違った試合展開に。比江島、喜多川修平が3ポイントシュートを決め、ディフェンスも川崎のゴール下をしっかりと抑え、前半折り返しで38-391点差の接戦となった。

 

絶好調の3Q、そしてまさかの逆転第4Q

 1点リードで迎えた3Qは、立ち上がりから接戦となった。相変わらず、両チームとも激しいディフェンスを繰り広げる。そんな中、残り4分、ロシターがパスカット。そのまま比江島が3ポイントシュートを決め、46-526点差に広げた。さらに、遠藤、渡邉裕規、橋本晃佑と3ポイントをしっかりと決め、また、渡邉のカットインからのミドルシュートなどで、50-64と14点差と大きくリードし4Qを迎えた。

このまま、ブレックスペースで試合を進めていくかと思われた4Q。しかし、川崎のまさかの反撃が始まった。開始早々、川崎ファジーカスが3ポイント、フローターと立て続けにを決め、早々に点差を9点差と1桁にされてしまった。

第3Qには、3ポイントシュートが6本打って1本も決まらなかった川崎は、4Qでは3ポイントシュートを5本連続で成功させるという驚異の立て直しをみせて一気に点差を詰め、残り220秒に篠山がミドルシュートを決め、ついに逆転となってしまった。

それに対しブレックスは、ギブスが気迫のこもったドライブインシュートを決めるも、ゴール下を川崎ヒースに抑えられ、比江島のドライブインシュートを最後に得点ができなくなってしまった。

川崎の連続3ポイントシュートによる脅威の追い上げに、ブレックスは3Qでは高確率で決めていた3ポイントシュートが、8本打って1本も入らなかった。試合結果は75-69。開幕2連敗となってしまった。

今回は、3Qの圧倒的なブレックスムードからでも立て直しができる川崎の強いメンタルが印象的な試合となった。それでも、3日間という短い時間の中で、開幕戦の反省点を修正し、3Qまではブレックスらしさが爆発した試合展開だったと感じる。

レギュラーシーズンは、まだ2試合を終えたばかり。今シーズンのホームゲームもこれからだ。今後、試合を重ねるごとにブレックスらしい試合が見られるはずだ。

 

 

 

 

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