「B・CLUTCH1周年記念インタビュー」比江島慎選手に答えていただきました。プレーのことから好きな女性のタイプまでをたっぷりと。
このサイトの1周年を記念して選手へのインタビューを募集したところ、一番リクエストが多かったのが比江島慎選手への質問でした。今回は、ファンの方から送っていただいた質問を中心に、比江島選手にたっぷりと答えていただきました。(取材日:3月4日、文:藤井洋子、写真:山田壮司)
まずは「自分ファースト」
—最近アシストがいっそう光っている気がします。ブレックスの中で、ついパスを出したくなる選手はいますか。
ザキ(山崎稜)や(喜多川)修平さんなど、シューター陣には気持ち良くシュートを打たせてあげたいという気持ちはあります。でも、最初からアシストを狙うのではなく、まずは「自分ファースト」、と思っています。自分が攻め気を出さないと相手に読まれてしまうので、まずは自分でドライブや得点を狙います。そうすることでヘルプが来て、シューター陣が空いたりするので、常に自分が強気で攻めることを忘れちゃいけないと思っています。
—アシストに関しては、具体的に数字的な目標は掲げていますか。
1試合で5、6本できればいいなとは思っていますが、そこまでこだわっているわけではないです。
—以前、いろんなインタビューで「ブレックスの特殊なルール」「ディフェンスやオフェンスのルールが多い」などと話しており、苦労されていたという印象があります。特に苦労されたのは、どんなところでしたか。
ブレックスは、ほかのチームと比べると、スイッチを多用するという特徴があります。スイッチのタイミングが少しでもズレてしまうとオフェンスとのズレが生じてしまうので、ディフェンスでのタイミングやポジショニングという点は一番苦労しました。
—また、ディフェンス時に「オーバーヘルプに行きがち」という話をされていましたが、その辺りはクリアされましたか。
完璧ではないですけど、良くなってきていると思います。チームによって守り方が全然違いますし、代表もまた違うので、時々混乱してしまうこともあるんです。それくらい、ブレックスのディフェンスは特殊なんです。
—シーンによって違うとか、細かい決め事がありそうですね。
シーンによっても違いますし、ワンプレーワンプレーで違う指示をされるので、それに対応するのがすごく難しくて、選手間でも混乱する時があります。それぐらい複雑なので、僕がこのチームに入ってきた時はディフェンスで頭がいっぱいいっぱいでした。
—身に付くまでに、どのくらいの時間が掛かりましたか。何か特別にしたことはあったのですか。
慣れですね。あとは声を出すとか。仮にミスをしたとしても、声を出して違うマークマンに付いてもらえばいいと思えるようになったことです。
今思えば、昨シーズンは「完璧にディフェンスができた」という自信は持てませんでした。「ある程度できた」と思えたのは、今シーズンになってからです。それで今は、オフェンスにも余裕が出てきたという感じです。
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