町田洋介AC「全員が自分たちの役割を全うし、より質の高いプレーを発揮することが必要」インタビュー
宇都宮ブレックス 町田洋介アシスタントコーチ
2009-11シーズンはブレックスのプレーヤーとして活躍した町田洋介AC。当時のチームメートである安齋竜三HCとは、強い信頼関係で結ばれていることが感じられます。今シーズンのブレックスがどんなチームになるのか、町田ACに見所などをうかがいました。 (文:藤井洋子)
—昨シーズン、特に印象に残った試合はありましたか。
シーズン序盤にケガ人が多くいた中で、橋本晃佑がチャンスをつかんでチームの勝利に貢献してくれたことは印象に残っています。あの序盤の苦しい時期に勝利を手にできたのは、その後の成績に間違いなく影響していますし、彼の活躍は大きかったと思います。
ケガで誰かが抜けた時にそれをチームで助け合うということが大切ですし、それこそチームスポーツならではだと思うので、橋本選手がああいう所で自分の存在感を示してくれた、役割を果たしてくれたのは、チームとしての力を証明して見せたゲームだったと思います。
—今シーズンは外国籍選手の登録や、新たにアジア特別枠もできました。こうした部分はどのように影響してくると思いますか。
うちの場合は竹内(公輔)がいますし、ライアン(ロシター)も帰化しているのでビッグマンの層は変わらず厚いと言えます。そこにジョシュ・スコット(元琉球ゴールデンキングス)が加入したことでインサイドがさらに厚い体制になりました。
それに加えて、アウトサイドにLJ.ピークが加入し、今までブレックスになかった風が入ってくると思います。なので、ブレックスにとっては、このレギュレーションの変化はプラスになるのではと思います。
日本人のビッグマンを持っているチームは、外国籍選手をフォワードで使うこともできますし、アジア特別枠を使っている信州ブレイブウォリアーズや三遠ネオフェニックスがどんなふうにそういった選手をチームに融合させて使ってくるのかなというのは、単純に楽しみではありますね。
テーブス海の新しい挑戦に期待
—新外国籍選手の2人が加わったことで、今シーズンのブレックスはどのような戦い方になるのか非常に興味深いですね。例えばポイントとなるような選手はいますか。
昨シーズンは人数が多い中でチームケミストリーを発揮するという難しさがありましたが、今シーズンは人数が12人に絞られた分、全員が自分たちの役割を全うし、より質の高いプレーを発揮することが必要になってきます。なので、全員がキーマンになってくると思います。
その中でも1人を挙げるとするなら、僕はテーブス海に期待したいです。昨シーズンは途中からの加入だったので、慣れるまでに時間が掛かったと思いますし、彼自身も大変だったはずなので、今シーズンはもっと彼の良さを引き出せる部分もあると思います。
逆に言うと、彼の特徴については他チームも分かったと思うので、相手にスカウティングされている中で、どれだけ自分の力を発揮できるのかも注目です。
海のレベルアップが必要になってくるはずですし、彼にとっては新しい挑戦になります。元々、チャレンジする心は持っている選手なので、そこは楽しみですね。
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