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マーチャンダイジング担当 佐藤夏美「全国にブレックスのファンがいるんだと実感」スタッフのお仕事紹介! Vol.11【インタビュー・無料記事】

宇都宮ブレックス マーチャンダイジング担当 佐藤夏美さん

 

スタッフさんのお仕事紹介! Vol.11

ホーム会場だけでなく、アウェー会場でもグッズ販売をしているブレックス。その際、実際に売り場に立って接客したり、オンラインショップの運用をしているのが佐藤夏美さんです。「在庫管理は、永遠の課題」と話す佐藤さんですが、効率的な方法やファンの立場に立った見やすさ、探しやすさを “考えること” をとても楽しんでいるように見えました。(文:藤井洋子)

 

平置きから立てて陳列へ

 —仕事内容について教えてください。

ブレックスグッズの販売と在庫の管理、それに付随する事務処理やオンラインショップの運用をしています。

 

—業務において、特に気を付けている点はありますか。

試合会場での販売については、アイテムの陳列の仕方に気を付けています。2シーズン前までは机に平置きが多かったのですが、お客さまの目にもっと留まりやすくなればと思い、商品を立てて陳列するようにしました。今は当たり前になっていますが、高い位置にサンプルをずらりと並べて置いたりもしています。

「こんな商品もあったんだ」と声をかけていただくこともあるので、例えば田臥勇太選手だけのグッズを集めたコーナーを作ってみたりと、できるだけ見やすく、探しやすいように工夫しています。

 

—会場では売り場にも立たれているので、お客さまに声を掛けられることも多そうですね。

感想や要望など、みなさんがグッズに対して感じられていることを伝えてくださいます。お客さまは、私たちが思っている以上に日常で使ってくださることも多いようで、実生活で使用するのに即した要望のお声などもあります。そうした声はデザイナーにも伝えて、次回以降の商品検討の参考にさせていただいています。

 

—ブレックスはホームだけでなく、アウェー会場でもグッズ販売をされていますね。

ブレックスはアウェーでもたくさんのファンの方が来てくださるので、売り場に立っていると「今日も頑張ろうね」「勝って良かったね」などと声を掛けていただけます。会場の中が黄色く染まることはもちろんですが、アウェーのグッズ売り場でもホーム感を作ってもらえているんだなと感じられて、本当にありがたいです。

それにブレックスのファンだけなく、アウェーチームのファンの方々が声を掛けてくれることもあるんです。アウェー会場で、「今度はぜひブレックスのホームに来てくださいね」とお話した方が、その後、ブレックスのホーム会場で「やっと宇都宮に来られました」と声を掛けてくださったこともありました。

地元のファンの方が来てくださるのはもちろんありがたいですが、県外から来てくださるというのもとても嬉しいです。こうした一言を頂くと、アウェーにも行くべきだなと思えますし、頑張るモチベーションにもつながっています。

 

グッズを名指しして来てくれる人も

—アウェーチームのファン方の中には、ブレックスのグッズを買ってくださる方も結構いらっしゃるのですか。

はい、購入してくださっています。アウェーに行く時は、新グッズはもちろん持って行きますが、その地域にちなんだ選手のグッズを増やしたりもしています。昨シーズン、比江島慎選手の三河初凱旋試合の時は、たくさんグッズを持って行きました。会場では、青いTシャツを着た三河ファンの方が、比江島選手のグッズを購入してくださいました。

関東以外のチームのファンの方などは、「栃木県まではいけないけど、ブレックスがこっちに来てくれる時には絶対に行きたいと思っていました」と言ってくださったりもします。皆さん、「やっと来てくれた」という感じで声を掛けてくださる方が多いです。

選手を観たい、試合を観たいというモチベーションが一番だとは思いますが、そこにプラスしてグッズを名指しして、「これが欲しかったんです」と言ってくださる方も多くて、すごく嬉しくなります。

 

—それは嬉しいですね。バスケットはホーム・アウェーの応援席の明確な仕切りもないですし、ほかのスポーツのファンに比べて、ファン同士も全体的に平和な印象がありますよね。

私も売り場に立っていて、微笑ましいなと思う瞬間があります。例えばアウェーチームのファンの方がどれにしようかと迷っていると、ブレックスのファンの方が「これ、すごく人気ですよ」とか、「私は、こういうふうに使ってます」と声を掛けてくれるんです。ほかにも、サイズはどうしようと悩んでいる人がいると、同じくらいの体型の方が「私が今着ているのはMサイズです。着るとこんな感じです」と、声を掛けてくれたりして。

 

—プッシュしてくれるんですね。

そうなんです。だからスタッフに対しても温かいというか、すごく助かります(笑)。ブレックスのファンの方々はどこにいても本当に心強いです。

 

 

 

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