安齋竜三HC「厳しさ、遂行力、エナジーをどれだけ出していけるか」インタビュー
リーグ戦27試合を終了した時点で、22勝5敗でリーグ首位という好位置につけるブレックス。シーズン中盤を迎えるにあたり、安齋竜三HCにこれまでの試合を振り返ってもらった。(文・写真/藤井洋子)
1月15日時点で、ブレックスが敗戦となったのは、2020年10月17日アウェーの千葉ジェッツ戦(78―87)。その後10連勝と波に乗ったブレックスは、12月2日のホーム・川崎ブレイブサンダース戦で2つ目の黒星(60-67)となり、12月6日のアウェー・大阪エヴェッサ戦(73-90)、12月13日のアウェー・滋賀レイクスターズ戦(73-87)、12月27日のアウェー・シーホース三河戦(70-90)で敗戦となった。
—大阪、滋賀、三河には1勝1敗となりました。それぞれ敗因をどのように分析されますか。
一つは、ディフェンスの部分です。相手に簡単に得点を取られたこと。もう一つは、流れをこちらに持ってこれそうな時に自分たちのミスやフリースローを外すなどして、得点に結び付けられなかったことが敗因として挙げられます。そのほかにも、相手のディフェンスを攻略できなかったり、自分たちが相手を上回っていけるようなメンタル面の落ち着き、エナジーを出せませんでした。
こうしたことは負ける可能性を高めるため、極力なくして勝つことを目指していますが、現実として全くなくすことは不可能です。試合は負ける時もありますので、敗戦についても、悲観はしていません。
—いずれもアウェー戦の2戦目に敗戦がありましたが、この辺りはどのように受け止めていますか。
1試合目に負けた相手が2試合目に勝ちにくるのは当たり前のことで、そこに対して相手のエネルギーを上回っていけなかった、ということだと思います。
—ポイントの一つとして挙げられるシーンはありますか。
滋賀戦の1Q(クォーター)でフリースローを5本外した場面。5点差で勝っている時に2本フリースローを外しました。その後、すぐに相手に3Pシュートを決められ、さらにターンオーバーして相手に得点され、同点になりました。
負けた試合というのは、こういうことが多かったです。仮に、そこでフリースローを2本決めて7点差になっていたら、その後の展開が変わっていたかもしれません。得点がほしい時、ここで相手を離せるという時にそれができず、逆に自分たちがミスを犯すということが続いてしまいました。
もう一つのポイントは、気持ちの問題です。1試合目にある程度の点差をつけて勝っていると、2試合目は1、2点差で勝っていても、負けている気持ちになってくるものです。(※12/5大阪戦の1試合目は94-69で大勝。12/12滋賀戦の1試合目は86-75で勝利)
最後までしっかりやるべきことをして、我慢して、最後に勝つゲームができれば良かったのですが、それができませんでした。
4Qの最後に、点数を離されて終わるというのは、やはり集中力の問題というか…。焦らなくてもいいのにどんどん焦ってきて、遂行力がなくなってしまったということだと思います。
もちろん、僕たちの指示の問題もあると思うので、そこは僕ら自身も学んでいるところです。
どうやって立て直せるか
—アルバルク東京戦は、それができたので2連勝することができたのですね。
それに加えて、しっかり練習できたことも大きいです。バイウィークは、2週間あったのですが、その間、選手が全員そろわないこともあり、試合の前日にやっと全員そろって練習ができました。川崎にも、そうした状況の中で負けてしまいました。
とはいえ、このリーグでずっと勝ち続けるのは難しいことです。そうした中でも勝っている試合が多いので、周りから見ると「あ、負けちゃった」と思われるかもしれませんが、負けることも起こり得ることです。
肝心なのは、そこからどうやって立て直せるかというところ。そこをA東京戦でできたというのは大きいですが、1回切りでは意味がないので、その後の試合でどれだけ継続できるかが今後の課題です。メンタル面など、コーチ陣を含め、しっかり準備していきたいですね。
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