バスケットボール・クラッチ

喜多川修平「静かな、しかし熱い闘志の先に」インタビュー・コラム

「これまで、東地区1位で通過することを目標としてやってきて、でも一つ一つの試合を細かく見ていくと反省する部分も多々あるので、そこを詰めてやっている段階です」

地区首位を長い期間キープし、リーグ一番乗りでCS(チャンピオンシップ)出場を決めたブレックス。だが、選手たちはいたって冷静で、浮かれる様子もない。

喜多川修平の話ぶりからも、「まだまだこれから…」という静かな、しかし熱い闘志が伝わってきた。 (文・写真/藤井洋子)

 

ブレックスは、327日の三遠ネオフェニックス戦から連勝(422日現在)しているが、選手たちは決して気持ちを緩めることなく、緊張感を漂わせている。それは、練習を観ても試合を観ても感じることができる。

昨シーズンのこともあり、コロナウイルスの影響でいつ試合が中止になるか分からないという状況がそうさせるのかとも思ったが、喜多川や安齋竜三HC(ヘッドコーチ)に話を聞く中で、もしかしたら、324日の富山グラウジーズ戦で敗戦したことが影響しているのかもしれないと感じるようになった。

 

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