バスケットボール・クラッチ

「集中力MAXの名勝負。セミファイナル2連戦」~ “おのかな” のブレックス観戦レポート~5/21、22川崎ブレイブサンダース戦@ブレックスアリーナ宇都宮

2020-21チャンピオンシップのクォーターファイナル、サンロッカーズ渋谷戦を2連勝で終え、セミファイナルに駒を進めたブレックスの次の対戦相手は川崎ブレイブサンダース。今シーズンのホーム最終節では今シーズン唯一の同一カード2連敗を喫し、唯一負け越した相手です。そして私たちファンにとっても、中立地開催となった天皇杯の決勝戦で川崎ファンのクラップ音に圧倒されて、声を出せないながら、選手の背中を押す応援について考えさせられた相手です。(文・写真/ブレックスファン・おのかな)

 

越えなければいけない高い壁

今回の対戦相手である川崎は、チャンピオンシップ優勝を目指すブレックスにとって越えなければいけない高い壁。バスケット関係のメディアでも今シーズンの優勝予想に挙げられるのは川崎がほとんど。

ただ、このシチュエーションに、初年度のチャンピオンシップを思い出した人も多いのでは? 天皇杯でボコボコにやられて、ホーム最終戦で連敗をして、誰もが「当たりたくない」と言った千葉ジェッツとクォーターファイナルで対戦して撃破、ここから波に乗ったブレックスは、当時、比江島慎選手が所属していたシーホース三河を下してファイナルまで駆け上がりました。

なんだかこのときとそっくりなシチュエーションだな…と、ひそかに思っていました。ただ、私がこういうことを言葉に出すとそのとおりにならないことが多いので、今回は心に秘めてましたけど()

ということで、前回の対戦では怪我明けでコートに立たなかったカルファニ選手も復帰し、さらに強化されたビッグラインナップをどう攻略するのか、すごく興味がありましたし、とにかく下馬評を覆してほしい!という思いでいっぱいでした!

(残り 5347文字/全文: 6064文字)

ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。

ウェブマガジンのご案内

会員の方は、ログインしてください。

1 2 3
« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ