佐々宜央AC「間違いなく前進したシーズンだった」インタビュー後編【無料記事】
一人一人に「ありがとう」と言いたい
―今の言葉に尽きるかもしれませんが、2020-21シーズンのブレックスは、あらためてどのようなチームでしたか。
コーチ陣からしたら、本当に幸せなチームでした。藤本光正社長や鎌田眞吾GM、そういうフロント陣の下で働けるという幸せもありますし、こういうチームに携われることって人生の中でもあまりないと思っているので。
これだけ全員と一緒にバスケットができて良かったなと思える経験はなかなかないので、本当に幸せだと感じています。
誤解を恐れずに言うと、このチームでやれたことがすごく楽しかったです。気楽とか、そういう意味ではないので勘違いしてほしくはないですが、充実していたし、一人一人に「ありがとう」と言いたいぐらい、そういうチームでした。
だからこそ、優勝できなかったことを僕はポジティブに捉えています。悔しいですが負けて学ぶことは絶対にあるので。
優勝しなかったということは、やっぱり何かが足りないのだろうと思いますし、それが課題として課せられて、まだまだ向上できるという財産を作ってくれた。
ある意味、そう自分に言い聞かせている部分もありますが。でも本当にそう思っています。だから悲観的になる必要もないし、シーズンが終わった日から、「来シーズンは絶対に優勝しよう」と思って、僕は歩み始めています。
―応援してくれたファンの皆さんに伝えたいことはありますか。
来シーズンも、みんなで戦いましょう!
ファンの方の中には、「また優勝できなかったのかよ」という思いもあると思います。天皇杯もファイナルも準優勝で終わり、「安齋体制になってから優勝できないじゃん」と思う人もいるかもしれません。
でも確実にこれだけは言えます。
安齋体制になって1シーズン目はベスト8で負けて、2シーズン目はベスト4で負けて、3シーズン目はシーズン途中で終了してしまったけれど、4シーズン目となった2020-21シーズンはファイナルまで行きました。
安齋体制になってからはずっとステップアップしています。今シーズンも間違いなく前進したシーズンだったと言い切っていいんじゃないでしょうか。
―来シーズンがますます楽しみになりました。本日はありがとうございました。
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