バスケットボール・クラッチ

「ホーム開幕戦は悔しい連敗」~“おのかな”のブレックス観戦レポート10/22-23あるバルク東京戦@ブレックスアリーナ宇都宮

10/1に沖縄アリーナで開幕戦を迎えたブレックスは、アウェー6連戦というタフなスケジュールを33敗で終えて、やっとブレックスアリーナ宇都宮に戻ってきました。結果は、2日とも最終盤で逆転を許して連敗となってしまいましたが、昨シーズン(最終節は別として)、その前の対戦で“やられた!”という印象の強い相手にここまで競ることができたのは、ポジティブにとらえたいと思った2日間でした。(文・写真/ブレックスファン・おのかな)

 

2022-23シーズンの変化点

今シーズンはいろいろな変化があります。まず、リーグの大きな変化としては「ヘッドコーチ・チャレンジ」の適用です。昨シーズンまでは、審判の判断で行われていたビデオ確認が、各チームのヘッドコーチからの要求でも行われるようになりました。ただし、回数は、成功・失敗問わず1試合につき1回まで。要求できるプレーとできないプレーがありますが、まだちょっと理解しきれていないので、シーズンを追いながら理解していこうと思っています。ヘッドコーチが両手で四角を描くとヘッドコーチ・チャレンジ要求のサインとなります。

そして、今シーズンから昇降格が復活します。入れ替え戦は無いものの、B124チームのうち成績下位の2チームが自動的に降格することになるそうです。

昨シーズンにファイナルに進出した2チーム(ブレックスと琉球)が東アジアスーパーリーグに参戦することが発表されましたが、新型コロナの感染状況がまだ落ち着かないこともあり、今のところ予定されていたリーグ戦はキャンセルとなりました。

ブレックスには、信州からアジア特別枠のヤン・ジェミン選手が、富山から外国籍のジュリアン・マブンガ選手が、群馬から笠井康平選手が加入しました。特にマブンガ選手の加入は、ファンの間でも大きな話題になりました。プレシーズンゲームからチームにフィットしているように感じるヤン選手とは裏腹に、マブンガ選手はコンディションが良くないのか、なかなか苦労している印象です。笠井選手は、ディフェンス面で力を発揮してくれそうですが、まずはベンチ入りを勝ち取ってほしいなと思います。

 

待ちに待ったホーム開幕戦

ホーム開幕戦は、指定席は完売し、立見席も販売されました。今年は栃木県が国体の会場となったため、ホーム開幕がこの時期になってしまったそうです。

そんな中、何よりうれしかったのはシーズンチケットが復活したこと。チケット争奪戦に加わらなくていいというのもありますが、久しぶりにいつものメンバーで観戦できたのは、それだけでも安心感と楽しさがありました。「今年もよろしくね」とか「また来週ね」という挨拶ができるのもうれしいし、こうやって少しずつ日常を取り戻していければいいなと思います。

会場に到着すると、アリーナの奥に、2009-10シーズン、2016-17シーズン、2021-22シーズンの3つのチャンピオンフラッグが掲げられていて、改めて優勝したんだなと実感しました。

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