バスケットボール・クラッチ

佐々宜央HC「前半戦は一体なんだったの?と思わせるような試合をしていきたい」インタビュー

東アジアスーパーリーグ(EASL)が終了し、本日よりリーグ戦が再開されます。チャンピオンシップ(CS)出場に向け、一つでも多く勝ち星を挙げたいブレックス。リーグ戦中断前の2月、佐々宜央ヘッドコーチ(HC)に、シーズン後半戦に向けての意気込みを聞きました。(文・写真/藤井洋子)

 

よりトランジションを意識

―年明けから徐々に勝ち星が増えてきました。シーズン前半とは、どのような部分が変わったのでしょうか。

いろんな部分があると思いますが、一つはグラント・ジェレットや高島紳司の加入です。勝った試合は彼らが3ポイントシュートを決めてくれたりもしました。

今、チームには走る展開を意識させていて、もちろんまだまだ課題はありますが、よりトランジションを意識することによって選手の積極性が出てきていると感じています。トランジションを出すためにはディフェンス力も上げなければいけないのですが、そこも新戦力が入ったことでハマってきたなと感じます。

 

―最近は若手の活躍も目立ちますが、彼らにはどのようなアドバイスをしているのですか。

ディフェンスでやらなければいけないことや走る部分、スペーシングなど、基本的なことをきちんとやってほしいと話しましたが、そこはちゃんとやってくれています。若いからといって “勢いでプレーしている”という選手たちではないのがすごいですね。ですから、今プレータイムが少ない若手には、その差を伝えています。

チームに来たばかりの若手がプレーしていることに疑問を持つと思いますが、コーチング目線で見ると、出場している選手は圧倒的に基礎がちゃんとできているから使っているわけです。

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