バスケットボール・クラッチ

「劇的ブザービーターで締めくくった最終戦!」~“おのかな”のブレックス観戦レポート 5/6-7千葉ジェッツ戦@日環アリーナ栃木

ブレックスの2022-23シーズンが終わりました。私がブレックスを応援し始めてから、初めてポストシーズン無く終わることとなりました。最終戦の対戦相手は、今シーズン、最強とうたわれた千葉ジェッツ。正直、試合後に「みんなよくがんばった!」って拍手を送って終われたらいいなくらいに思っていました。ところが、ここにきて今シーズン最高の2連戦を見せてもらうことができました! ありがとう、ブレックス!!(文・写真/ブレックスファン・おのかな)

 

レギュラーシーズン最終節の悲喜こもごも

B1全体を見渡すと、最終節(5/56)まで確定しなかったのは、西地区の地区優勝チームとB2降格チーム。5/5の結果をもって西地区優勝は琉球ゴールデンキングスが6連覇を達成。

B1残留争いは最終日までもつれ、結果、新潟アルビレックスBBと滋賀レイクスターズの降格が決まりました。富山グラウジーズと三つ巴となった残留争いは、順位決定のプロセスが非常によくわかる内容となりました。勝率が同じ場合は当該チーム間での対戦成績が採用され、それも同じ場合は、リーグ戦全試合の得失点差で比較。3チームが同率なら滋賀優勢という状況の中、最終的には富山が連勝して残留を決めました。

 

指定席は完売!立ち見も出た最終節

ブレックスは、チャンピオンシップ(CS)出場がかなわなかったため、今シーズンこのメンバーで戦える試合はこれが最後。勝っても負けてもとにかく楽しまなきゃ損です。事前に指定席は完売で、立ち見券が販売されたとのこと。実際、土曜は5,419人、日曜は5,425人のファンが来場しました。日曜日は、ブレックスの栃木県内ホームゲーム最多入場者数を更新、そして、これにより、新B1参入のための基準のひとつ、「シーズン平均来場者数4,000人」の1年目を達成したそうです。

 

サブアリーナ前から。列はサブアリーナの後ろまで伸びていました。雨の中、駐車場でもアリーナ周辺でもたくさんのスタッフさんが場内整理をされていて、頭の下がる思いでした

 

満員のスタンドでゲームデープログラムを掲げると…圧巻!

 

リーグ歴代最高勝率をたたき出した千葉ジェッツとの対戦

西地区の躍進で、B1の勢力図が大きく変わった今シーズン、それでも強かった千葉J。4月末に行われたアルバルク東京との2連戦を連勝して、526敗。この時点で、2018-19シーズンに自身がたたき出した勝ち星(52勝)に並んでいました。特に4/30の試合、第2クォーター(Q)を6失点に抑えたと聞き、このチームに勝てるところはあるんだろうか?と思ったほど。

早々に東地区優勝してチャンピオンシップ出場を決めていましたが、何かのインタビューで富樫選手が「リーグ戦最高勝率更新を目指しているから最後まで全力で行く」というようなことを話していました。

ブレックスにとっては、天皇杯セミファイナルも含めて3戦全敗の相手です。とはいえ、4月後半に入って今シーズン最多の6連勝を記録しています。特にアウェー秋田ノーザンハピネッツ戦では18点差をひっくり返しての勝利と、一番見たかったブレックスが帰ってきたような試合もありました。

そういえば佐々宜央ヘッドコーチ(HC)が「最終戦の千葉Jにひとつでも勝とうと取り組んでいる」と話していましたね。この勢いに乗って少しでもブレックスらしい試合を見せてもらえればそんな風に思っていました。

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