バスケットボール・クラッチ

「初対戦チームに連勝!」~“おのかな”のブレックス観戦レポート 1/27-28佐賀バルーナーズ戦@ブレックスアリーナ宇都宮

帰化枠のギャビン・エドワーズ選手を欠いた状態で12月のハードスケジュールを、93敗で終えたブレックス。1月もオールスターブレイクを挟んで71敗。33試合を終えて、267敗で東地区2位をキープしています。今回の対戦相手は、西地区の佐賀バルーナーズ。ブレックスが2度目のリーグ優勝を果たした時のメンバー、チェイス・フィーラー選手が所属しています。対戦前は西地区3位につけるなど、B2からの昇格組としてはかなり強いチームという印象です。(文・写真/ブレックスファン・おのかな)

 

ディフェンスコール追加

年明けの大阪戦から、応援コールが2つ追加されました。

ひとつは、速いディフェンスコールです。3Pシュートが決まった後のディフェンスで主に使われます。最初に「ドドン・ドドン」とリードの音が鳴ったら、「ディフェンス!ディフェンス!●● ●●」(●=クラップ)です。

もうひとつは、アウェー応援団が始めたコールで、最初に「ドンドンドンドン」と4つ音が鳴ったら「ディフェンス!●●●ディフェンス!●●●ディフェンス!ディフェンス!ディフェンス!●●●」(●=クラップ)というものです。

文字にすると難しく見えますが、すぐに慣れてしまいますのでご安心を。詳しくはブレックス公式YouTubeチャンネルで紹介しているので、確認してみてください。

 

新メンバー加入!

12/28、インジュアリーリストに登録されたギャビン・エドワーズ選手に代わって、横浜BCからエドワード・モリス選手が期限付き移籍でブレックスに加入することが発表されました。

広島の河田チリジ選手の帰化により、アジア枠のカイ・ソット選手が横浜BCに移籍するらしいとSNSで噂に上がっていたので、モリス選手はエドワーズ選手の代わりにブレックスに来てくれればいいのに…と勝手に思っていたので、ちょっとびっくりでした。

そしてもうひとり。

1/16に2022-23シーズンにも特別指定選手として加入していた、筑波大学の小川敦也選手が今シーズンも特別指定選手として加入することが発表されました。それも、今回はプロ契約!筑波大学には在学したままで、バスケットボール部は退部という発表がなされました。

身長190cmの大型ポイントガードとして、鮮やかなドライブやパス、そして滞空時間の長いダンクなど華のあるプレーが印象的でしたが、今シーズンは3Pシュートを決めて比江島慎選手のセレブレーションを披露した姿が大学バスケのSNSに上がっていたので、今年も来てくれたらいいな~とか期待していた選手でした。チーム公式のYouTubeに初々しい記者会見の様子が上がっていて、その会見で、「日本代表に入るのが目標、できればパリオリンピックも目指したい」と語っていました。

 

天皇杯、セミファイナル進出!

1/10は天皇杯クォーターファイナルが行われ、ブレックスはアウェーで横浜BCと再戦!この試合、圧巻だったのは3Pシュートを7本成功させるなど27得点と大活躍の比江島選手。D.J・ニュービル選手が23得点と、ガードの2人だけで50得点で、8165とブレックスの勝利!そして、この日初めてベンチ入りしたモリス選手もコートに立ち、いきなり古巣との対戦となりました。SNSには横浜BCの選手たちと再会したモリス選手の動画がたくさん上がっていて、ファンにも選手にも愛されていた選手なんだなーと感じました。

次はセミファイナル。2/14、アウェーで千葉Jと対戦します。なんとブレックスは6大会連続でセミファイナル進出を果たしていたそうです。

 

フィーラー選手をブレアリ全体でお出迎え

佐賀といえば、昨シーズンのB2チャンピオン。そして、ブレックスが優勝した2021-22シーズンに在籍していたフィーラー選手が所属しているチームです。また、大阪やSR渋谷に在籍し、昨年9月に日本国籍を取得したハレルソン選手も在籍しています。ちなみに、ヘッドコーチ(HC)は、2012-13シーズンにブレックスに所属していた宮永HCです。

土曜日の試合開始前のアップ中、コートに入ってきたフィーラー選手にブレアリ全体が歓迎の拍手でお出迎えしたのですが、田臥勇太選手の姿を見つけて一目散にブレックスベンチへ。再会のハグの後、ふたりで語り合っていました。そのあと、佐々HCや竹内公輔選手と話をして、シューティング練習をしていた元チームメートたち全員と話をしていました。その姿が本当にうれしそうでしたね。

日曜日もコートに出てきたと思ったら、ずっとブレックスベンチ側でいろいろな選手と話をしていて、最後は名残惜しそうに戻っていきました。彼は本当にブレックスのことが大好きだったんだな…と思ったし、縁があったらまた戻っておいでと思いました。(そう思っちゃったファンは多かったはず!)

 

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