バスケットボール・クラッチ

「今シーズン初の100点ゲーム!」~“おのかな”のブレックス観戦レポート 2/10-11長崎ヴェルカ戦@ブレックスアリーナ宇都宮

2月10日、11日の長崎戦を終えて9連勝。2024年に入ってからは121敗と絶好調のブレックス。とうとう、A東京と東地区同率でならびました! 現在、直接対決の得失点差で2位ですが、ここにきて東地区の首位も見えてきました。バイウィーク前のリーグ戦を連勝で終えましたが、一方で課題もありました。まだまだ成長の余地があるって楽しみですね。(文・写真/ブレックスファン・おのかな)

 

バスケ女子日本代表がパリ五輪出場権獲得!

ハンガリーで行われたFIBA女子オリンピック世界最終予選2024。日本(9位)はスペイン(4位)、カナダ(5位)、ハンガリー(19位)という、開催国以外は格上、いわゆる「死の組」に入りました。(カッコ内はFIBAランキング)ですが、「走り切るシューター軍団」をコンセプトに、21敗でパリ2024五輪出場権を獲得! 男女ともに自力出場を果たすことができました。おめでとうございます!

カナダに勝利後、恩塚ヘッドコーチが目を潤ませ、ベスト5に選ばれた宮崎選手は涙を流した姿が印象的でした。そして、36歳で代表復帰した吉田選手もすごかった! めちゃめちゃ感動をもらいました。ありがとうございました。

 

比江島慎選手が日本代表候補に選出!

昨夏に一足先にパリ五輪出場を決めた男子は、1/31FIBAバスケットボールワールドカップ2025アジアカップ予選Window1に向けた強化合宿参加メンバーが発表され、比江島慎選手と、佐々HCが日本代表アシスタントコーチとして召集されました。2/22にグアム戦、27に中国戦が行われます。

グアム戦はBS日テレで、中国戦は地上波テレビ朝日系で放送されることが発表されました! 生放送で、それも中国戦は地上波で観ることができるようになりました! 私はチケットが取れたので、現地応援を楽しみにしています。

 

相次ぐ外国籍選手のけがから全員が復帰!

さて、ブレックスの話題というと、12月に左大腿直筋肉離れのためインジュアリーリストに登録されたギャビン・エドワーズ選手が、1/30にリスト抹消となりました。

同時に、期限付き移籍のエドワード・モリス選手がブレックスとの契約満了となり、横浜BCに復帰、ウィリアムズ選手がインジュアリーリストに登録された島根に期限付き移籍となりました。たった1カ月だったけど、最後の佐賀戦でコートに立つ姿が見られたのは良かったです。モリス選手、これからもがんばってくださいね。ありがとうございました!

また、1/20の琉球戦で負傷し、左膝大腿骨骨挫傷と診断されたアイザック・フォトゥ選手が、3試合の欠場で、1/31の仙台戦で復帰。それほどひどくなかったということだと思いますが、ファイターすぎやしませんか? ということで、エドワーズ選手とフォトゥ選手は1/31のアウェー仙台戦で復帰しました! おかえりなさい。

と喜んだのもつかの間…。今度はFE名古屋戦の土曜日、開始直後にグラント・ジェレット選手が相手選手との接触で左肩を負傷。普段からテーピングをしていた肩だっただけに、ちょっと心配でした。そのジェレット選手も、茨城戦で無事復帰。久しぶりに外国籍と帰化選手の4人がベンチにそろうことになりました。ちなみに、全員がそろった茨城戦は、チーム最少失点タイの44点で抑えることができました。

 

対戦相手の長崎ヴェルカとは…

今回の対戦相手は、2021-22シーズンにB3リーグに参入してから3シーズン目でB1まで駆け上がってきた長崎ヴェルカです。昨シーズンまでブレックスに所属していた、荒谷選手が在籍しています。「元ブレックス」でいうと、Bリーグ初年度までマネジャーだった宮本さんも現在は長崎です。

そして、ワールドカップ日本代表メンバーで海外挑戦していた馬場選手が長崎でBリーグ復帰というニュースが大きく取り上げられたのは記憶に新しいところです。

長崎戦のチケット争奪戦は壮絶だったようで、Xでも「譲ってください」のポストが本当に多かったです。追加販売も瞬殺だったと、チケットを取ることのできなかった知り合いがガックリしていました。

チーム成績は2/12現在、1623敗で西地区6位と下位に沈んでいますが、開幕節で千葉Jに連勝したり島根や琉球に勝ったり、天皇杯のクォーターファイナルではA東京に競り勝ったりと、現状の成績がそのままチーム力ではないと思っています。

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