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ジェッツとキングスのファイナルズを楽しむVol.3 今季3度目の対戦時の両チーム選手とHCのコメントで振り返る

千葉ジェッツと琉球ゴールデンキングスの対戦に決まった、2022-23シーズンのBリーグのファイナルズ。両チームは、今シーズンの公式戦で計3回対戦している。そこで5月27日からのファイナルズに合わせて、5月24日から試合前日(5月26日)までの3日間にわけて、両チームの対戦時のHCのコメントを軸に、選手たちのコメントとともに振り返ってきたシリーズも今日が最終回。

 

本日は42日に行なわれたBリーグのレギュラーシーズンのGAME2について。

 

試合の詳細はこちら

 

<琉球の記者会見出席者:桶谷HC

 

――試合を振り返ると?

 

「今日は『ディフェンスは(自分たちの)ブライドだ』という話をロッカールームでして。プライドを持って、最初から良いディフェンスで頑張ってくれたなと思います。終盤は(点差を)本当に離されそうでシンドイ時間帯がある中で、何とかディフェンスでくらいついて…。簡単なイージーシュートを打たせずに、頑張ってくれたかなと思います。

 

ただ、千葉さんみたいにかなりモバイル(*機動力があって)で、ピック&ポップのスリーポイントがあったりするチームに対して、自分たちのやりたいディフェンスのエクスキューション(*遂行)するレベルがかなり低かったので。そこはちゃんと反省して、しっかりディフェンスできるように。そういうチームになって、もっともっと、自分たちの勝つ確率を上げていかないといけないなと。そういう意味では課題が残るゲームでもあったかなと言うふうに思います」

 

2クォーターで千葉が10本中7本のスリーポイントを決めていましたが、あのクォーターでの自分たちのディフェンスと千葉の個々の選手の能力についての評価は?

 

7本決められたうちの2本は、ある意味で仕方がないものではありました。それ以外のところは、やはり、僕たちのエクスキューションのレベルの少し低いところですね。簡単にスリーポイントを打たれてはいけないところで、オーバーヘルプ(をしてしまったシーンが)というのが何回かあったので。第4クォーターではだいぶ良いディフェンスができたと思うので。これからまた持ち帰って、その映像をみんなに見てもらって、修正していきたいなと言うふうに思います」

 

今日は富樫選手にフィールドゴールを1本しか許しませんでしたが、マークに着いたフリッピン選手や小野寺選手の貢献は?

 

「富樫くんのところを気持ちよくさせなかったと言うのは、やはり、良かったと思います。小野寺に関しては、富樫選手のところにあえてぶつけて、ディフェンスをさせていて。自分たちがやりたかったディフェンスにかなり貢献してくれたなと思うので。富樫くんにいかに気持ちよくプレイさせないかというのは、ファーストプライオリティー(※最優先)だと思っているので。千葉さんとやるときには。ここをしっかり抑えられたと言うところは、良かったなと率直に思っています」

 

 

<千葉の記者会見出席者:パトリックHC、原

 

・パトリックHC

 

――試合を振り返ると?

「本当に接戦で、最後に、シュートを決められたんですけど、怪我人が多い中でも、我々がカムバックして。一時はリードして、最後に琉球ボールになって、最後のシュートを決められたんですけど、100%の心で粘って頑張っていたので、何も文句はない。琉球にCongratulations(*おめでとう)と言うしかない。あとは、お客さんに、すごくお礼を言いたいと思っている。うちがビハインドの時にも、サポートしてくれて、お客さんのタレントやエネルギーを使ってカムバックできたと思いますので」

 

 

――前半はオフェンスリバウンドをとれず、セカンドチャンスポイントは4点でした。後半は取れるようになったのは選手の気持ちを変化させたのかな、戦術的に変えたのか?

 

「前半の13点とか14点ビハインドの時間帯までに3本ぐらいは、手に届いたけどつかめなかった(オフェンスリバウンドがあった)。だから、気持ちの問題だと思います。ルーズボールでも、ディフェンスの気持ちでも、今日は最初からちょっと甘かった。途中でビハインドになって、気持ちを切り替えてからは、ボールは取れたと思います」

 

―ー怪我人が多い中で、残りのシーズンはどのように戦いたい?

 

「私も自分に同じ質問をしています(笑)誰が試合に出られるか見ておかないと。(次の試合のある)水曜日まで多分わからないので。残っているメンバーで頑張るしかないと思っています。やはり、うちだけではなくて、このスケジュールなので、リーグを見たら、結構ひどい怪我がいっぱいある。特にバック・トゥ・バック(*土日に同じチームと対戦すること)のところは(試合スケジュールを)少し考えてほしいです」

 

 

・原

 

――試合を振り返ると?

「僕も含めてみんな万全ではなかった中で、途中で(富樫)勇樹と(佐藤)卓磨が離脱してしまうというアクシデントの中、若い2人……ジャワ(*米山)と(小川)麻斗、ベテランの(荒尾)岳さんと(西村)文男さんが引っ張ってくれて。そういう状況のでは、ベストゲームだったと言えるのではないかなとは思います」

 

3クオーターはフルタイムで出場しましたし、縦へのプレーが目立ちましたか?

 

「まだまだ怪我(からの回復)が完全ではないので、理想としてはもっともっと、縦のドライブというのはやっていきたいです。3Pは自分なりに気持ちよく打てています。うちには優秀なトレーナーの方たちがたくさんいるので、それで(怪我を)直してもらっています。

 

CSに向けて、オフェンスではドライブという強みを伸ばしていきたいです。ディフェンスでは、僕のプレーはスタッツに残る方ではないと思うので。スティールを何回したとか、ブロックを何本したとかは表れないですけど、今日の試合ではやるべきことができたのかなとは思います。自分のディフェンスの強みと言うのは、1番(のポジション*PGのこと)からある程度、他のポジションで、外国籍選手にもつけることだと思うので。今日は『ダーラム選手につけた言われたときには、嬉しさの方が大きかった』というか(笑)

 

ただ、そこで守れているのは、僕だけではなくて、他の4人がカバーの体勢に入っているからで。今日はダーラム選手も多分、攻めづらかったのかなとは思います」

 

若い選手たちが3Pシュートを迷わずに打てているのは、何故だと感じていますか?

 

「その要因は1つで。HCが『空いているなら打て』と誰に対しても言うからです。シュートに関しては、打ったらことについて何かを言われるようなケースはあまりないので。もちろん、簡単にブロックされたりしたら注意されますけど、基本的には言われないので。そこは自信を持ってみんな打っているんじゃないかなと思います」

 

 

 

 

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