限界突パ

西武・松井稼頭央監督は自主トレを視察。「リズムや空気感に慣れていってほしい。順調に怪我なく段階を踏んで」と訓示。【新人合同自主トレ会見全文】

西武は新人選手の合同自主トレをスタートさせた。奥村剛球団代表や渡辺久信GM、松井稼頭央監督など球団スタッフのほとんどが参加する中で昨秋のドラフトで指名されて入団した選手たちがたっぷり汗を流した。初日を終えた、監督、選手たちがメディアに対応。そのいくつかの記者会見の模様をお送りする。松井稼頭央監督

――今年の新人合同自主トレの初日、第1印象いかがでしょうか?

松井 そうですね。非常にいい顔をしていると思いますし、非常にいい表情でやっていたんじゃないかなと思います。

――監督自身はどんな言葉を今日も訓示としてかけられましたか。

松井 これだけの報道陣の多さ、ファンの皆さんがみられていることも含めて、プロとして社会人として自覚を持って頑張ってほしいということと、練習の中でしっかりと慣れてほしいと。リズムであったり、この空気感であったり、しっかりとそこに慣れることが大事じゃないかということはお話をさせてもらいました。

――ぱっと見てちょっと面白そうな選手とかいましたか。

松井 全員ね、非常に楽しみです。自主トレに入るまでもしっかりとやってくれたのかなというは感じを受けました。

――ドラフト1位の武内投手なんかはローテーション入りも期待されますけども、動きをみていてどうでしたか?

松井 ここでの動きをどうこういうつもりはないですし、先ほども言いましたけど、しっかりとリズムであったりその中で徐々に上げていってほしいなところはあります。

――右の大砲と言われるドラフト6位の村田選手なんかは体が大きくて目立ちますけど、監督はそこら辺でいかがでしょうか?

松井 全体的に、みんな大きいんじゃないかなと思いますね。

――新人選手たち、春季キャンプに向けてどのようなことを取り組んでもらいたいとか、何か求めてることとかありますか

松井 本当に順調に怪我なく、段階を踏んでいってほしいなと思いますね。いずれ絶対上がってくるので、自主トレで怪我するとその先にも響きますので。かといって、量を減らすわけではなく、しっかりとやっていく中で状態をあげてほしいなと思います。

――実際に監督、11月のファン感のときにも選手とお会いしてますけれど、年をまたいで今日グラウンドの上で会ってちょっと印象変わったなとか、そういう選手っていましたか

松井 なんですかね。ファン感のときよりも、今日の方が顔つきがちょっと違うのかなと思いましたね。

――この辺というのは何か緊張感とかっていう感じだったんですか。

松井 どうなんですかね。もちろん初めてのことだらけでしょうし、緊張感もあるでしょうし、また選手個々もしっかりと気持ちを持って来てくれてるっていうところが表情に出てくるのかなと

――今日から新人合同自主トレがスタートというところで、監督としても今年はどんなスタートにしていきたいですか。

松井 いやもうそれは1位です。それ以外ないです。

 

ここから囲み取材

――キャンプの1軍に同行する選手っていうのやっぱり自主トレを見てから決めるという感じですかね

松井 ある程度イメージはできてますけど、そこはピッチングコーチもしっかりと話して。まだ少し時間ありますし、そこでしっかりと見極めてやっていきたいなと思います。

――武内投手は大型の左腕だとは思うんですけど、監督の現役時代の大型左腕の印象というのはありますか、こうなってほしいとかありますか。

松井 やっぱり大きく大きく成長をしていってほしいですよね。

――武器じゃないですけど、左でコントロールもいいっていうところが非常に評価高いと思うんですけど、投球への期待は。

松井 本人も自信あるみたいだし、映像ではなく、しっかりと自分の目でも見ながら確認していきたいと思います。自分のペースで少しずつ段階を上げていってほしいなと思います。

――一般論ですけども、野手で言うとキャンプが始まったときにまずA班で見て早めに実戦使ってみたいというような選手が多いのか、それとも、下で振り込ませたいっていう考えですか。

松井 そこはA班でも振れますからね。そこについて全然振り込めるので、AであろうとBだろうと一緒だと思う。そのために昨年の秋はしっかり振ってきましたから。選手たちも、もっと振れるんじゃないかっていうふうに思ってくれればいい。時間はみんな一緒だと思うので、みんなでやる練習もそうですし、自分でやる練習でどこまで振れるかっていうとこも大事。

――村田選手をどういうふうに育てていかれるのか。

松井 あれだけど身体もあるし、魅力のある選手ですから、大きく振っていってもらいたい。実際ね自分の目でしっかり見て、AになるかBになるかはまだですけど、情報の交換もしっかり2軍監督としながらやっていきたいと思う。

――新人の練習はまた何回かこれからも見に来るんですか?

松井 どうですかね。わかんないっす。あんまり来ないんじゃないすかね。

――コーチ任せで?

松井 コーチ任せってわけじゃないですけど、自主トレですからですから見ない期間でどれだけやれるかも大事でしょうし、そのための選手の自主トレ期間だと思う。そこは選手を信頼して2月まで待っているわけですから、毎日毎日来た場合やばいでしょ。そこはコーチとも連携をとりながらと思ってます。

――今日みたいにこうやって新人合同自主トレをご覧になると、ご自身のときを思い出したりされますか。

松井 いやあ、もう何年前?こう初々しさがあるしね、僕たちの時はこれぐらいでの報道の方はいなかったですけど、別にそんなに名前が知れているわけでもなかったし、本当にピッチャーから野手になったばかりなので、やることがありすぎて何をしていいかわからないぐらいでしたからね。高校生も僕1人だったんで。僕らの時はドラフト5名だったんでこじんまりとやっていました。

ーー訓示のときにファンや報道に見られてることを意識して自覚してっていう話をされたっていうのは、どういう思いがあったんですか。

松井 もちろん、大学でもメディアの方もいるんですけど、実際プロとなればやっぱり多くのファンの方も見られてるでしょうし、そんな中でね、プロの世界、やっぱりファンの方に見れることも大事ですし、そういう意味も含めて常に見られてるという意識を持ってやってもらいたいと思う。

――監督自身はどうだったんですか。

松井 僕なんて知っている人なかったと思います。

――そこからだんだんと見られるようになってきて、スターになっていきましたが。

松井 スターはどうなんですか。僕は野球よりもオフの番組でね、それが野球に繋がっていったのかなと思います。

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