限界突パ

【緊急連載】100敗が現実味。パ・リーグ最下位の西武が取るべき戦略とは。

勝率はついに3割を切り、敗戦の数は70まで達し出口が見えない。パ・リーグ最下位のライオンズはどうすれば浮上できるのだろうか。

甲子園の取材に来ていると、来季以降を見据えてライオンズ編成部の面々が顔を揃えている。今年のセンバツからスカウトだけでなく1、2軍のディレクターも顔を見せるようになり、チーム強化への本気度を感じさせる。彼らには挨拶をする程度にとどめているが、頭の中は今の成績との折り合いをどうつけていくか大きな悩みがあるに違いない。

西武は41試合を残して29勝71敗2分 勝率.290の成績だ。つまり、残りは14勝しないと勝率3割未満になるという計算になり、13勝できないと100敗到達という厳しい現実に直面する。

多くのメディアの論点はそこを中心に語られていくことだろうが、大事なことは歴史に名を残すような成績とそれの回避ではなくて、今後に向けてどのような将来を描いていくかだろう。100敗や勝率3割未満を回避したところで、今季よりも上積みのない状態でシーズンを終えることの方が絶望だ。

本サイトでは今後の西武が取るべき施策を3回にわたってお送りしたい。

たくさんの賛否があるだろう。ご意見をいただければと思う。

第1回目は「契約問題と配置転換」だ。

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