限界突パ

記録的惨敗のシーズンで、西武のキャプテン源田壮亮が感じたこと。「そこがすごく疑問でした」。【2024年シーズン回顧】

ホーム最終戦。いつもと変わらず練習を引き上げた西武のキャプテン源田壮亮は惨敗に終わったシーズンを振り返った。

「苦しいことばかりでしたけど、野球をやっているといいシーズンもあれば、悪いシーズンもある。優勝して『あのシーズンがあってよかったなって』って言えるようにしなくちゃいけない」

そう語る源田にはやはりファンへの想いがある。記録的大敗にもチームを見放すことなく声援を送ってくれた西武ファンは今季150万以上の観客を動員した。これが上位戦線を争っているならまだしも、9月10日には最下位が確定しているのに、スタンドを埋め尽くしてくれた。そんなファンへの感謝の気持ちがある。「こんな成績でも昨日もすごく入ってくれて熱量もすごくて。やっぱり勝って喜んでもらいたいですね」と恩返ししたいの気持ちは強い。

とはいえ、キャプテンとしてこのままではいけないことはシーズンを通して感じているところだ。語り口が穏やかではあったものの、源田は「感じることが多かったシーズン」と今季は浮き彫りになったチームの課題をこう語る。

(残り 1234文字/全文: 1684文字)

ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。

ウェブマガジンのご案内

会員の方は、ログインしてください。

« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ