限界突パ

「打席の中で自分を表現できるようになってきた」。西武・西川愛也の覚醒は本物か。東京ドーム最上段に特大弾から3番定着まで。【2024年シーズン回顧 選手編】

「こんな成績でも使ってもらえて本当に感謝です。この経験を無駄にしないように、オフシーズンから生かせるようにしていきたいですね」

最終的な打率は220を越えられなかったが、西川愛也は今季の中盤以降、「3番・中堅手」のポジションをしっかりと掴んだ選手だった。

今季は開幕1軍の切符を掴むもスタメンから外れた。2節めに「7番・センター」とチャンスをもらったものの結果を残せず。4月25日は2軍降格の憂き目にあった。

それでも5月21日には1軍復帰。少しずつし出場機会を増やして、レギュラーに定着。104試合に出場した。
打率は226ながらも6本塁打をマーク。得点圏打率は340を超えた。安定感はまだないものの、足がかりとなるシーズンになったことは間違い無いだろう。

「2試合連続で無安打だったりすると、まだ(無安打記録が)始まるんかなっていう不安が最初の頃はあったんですけど、

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