かるマガ始めました
はじめまして。関西・大阪を拠点に活動してますかるたーと申します。このたび、「かるたーの大阪野球マガジン」を創刊するはこびとなりました。
記念すべき初回の記事は自己紹介も兼ねた当マガジンの説明について書いていきます。
このマガジンは文字通り、私、かるたーの拠点である大阪の野球関係の話題が中心になります。高校野球がメインコンテンツになる予定ですが、大阪の高校出身の大学、社会人、果てはプロ野球選手の記事などを出していきたいと思っています。できれば、ジュニア世代から網羅するのがベストなのでしょうが、子どもの野球人口が叫ばれる昨今でも硬式だけでなく、軟式も盛んな地域です。そこまで取り上げるとキリがなくなり、僕の力量ではコンテンツとしてまとまらないと思い、高校以上のカテゴリーに絞っていきたいと思います。ご了承ください。
さて、大阪は野球熱が高い地区だと思われる人もいるかと思います。実際、2023年現在もプロ野球選手の出身地で最も多いのが大阪府です。高校野球においても甲子園での優勝回数は春夏合わせて26回と全国最多、通算の勝利数も1位となっています。昔からPL学園をはじめとした全国に名を轟かす名門、強豪校が多数あり、そこから幾多のプロ野球選手を輩出してきました。PL学園が抜け出す前は「私学七強」とよばれ、どこが出ても甲子園で勝ち上がり、全国を勝ち抜くよりも難しいという時代もありました。そして、現在は大阪桐蔭が大阪だけでなく全国をリードする存在となり、その強さに比肩する存在である履正社という二強時代がここ10年ほど続いています。
現在も全国有数の激戦区であることには変わりはありませんが、近年は大阪桐蔭と履正社の話題が中心で、ファンの興味の対象もこの2校ばかりになりがちです。僕自身、観客としてスタンドから見ていた時から、そのような空気感を感じています。もちろん、それだけ注目されるだけの強さや結果を出しているからこそ、この春に大阪桐蔭が負けただけで、あれだけの騒ぎになったのでしょう。実際、この2校のここ10年の実績は圧倒的といってよく、甲子園の出場をほぼこの2校が占めています。しかし、今も大阪にはそんな二強に追いつき、追い越せと着実に力を付けてきている高校や復活しつつある古豪が第三勢力として迫りつつあります。そして、その第三勢力への対抗心を燃やす公立校など、試合を見てると、見どころのあるチームはやはり多数あります。中学野球が盛んな地域ゆえ強豪校じゃなくとも、普通の地元の公立校を選んだであろう有望な選手が紛れてたりするのも大阪という地区のおもしろさだと思います。
こうして僕は「いやいや、大阪は大阪桐蔭や履正社だけじゃないよ」という思いを持って、10年以上、大阪の高校野球を観客の立場で見ながら、ブログやSNSなどで発信してきました。二強以外の高校を見てから、その後に二強の試合を見ることで逆に大阪桐蔭や履正社の強さ、さすがだなと思う部分が自分なりにですが見えてきます。そして、大阪の高校野球からその後に進んだ大学、社会人、プロ野球と観戦のフィールドを広げていきました。その活動の甲斐あって、今ではこうしてこのマガジンを創刊したり、雑誌に寄稿したりとライターとしても活動することができるようになりました。こちらでもそのようなスタンスでやっていきたいと思っています。
また、当マガジンの説明でも書いていますが、僕は他のWEBマガジンを運営している方々と比べると、ライターとしての実績、経験、実力も不足しています。正直、他の素晴らしいライターさんのように責任を持って編集をさせていただきますと自信を持って言えないのが本音です。しかし、先述のように僕は10年以上、観客という立場で野球を見てきました。そのため、多数の読者の皆様と同じくファン目線で見ていることを書けるのではないかと思います。もちろん、ライターでしか書けないようなことも発信していきます。また、現役の選手やその保護者さん、学校のOBOGやファンの人が楽しめるだけでなく、高校、大学などの進学を控える小中の子どもを持つ保護者さんにもターゲットにしたいと思っています。というのも大阪も例に漏れず、部員数の減少が深刻で近年は連合チームも増えて、参加チーム数も減少し続けています。これは少子化や野球人口の減少だけの問題ではなく、大阪は昔から選手の他府県への流出が多い地区というのも要因のひとつでしょう。いわゆる野球留学は選手本人の選択、権利の一つなので、それを悪く言うつもりはありません。むしろ、本人がそこで大きく成長できる環境だと思って選択したのなら、とても素晴らしいことだと思います。ただ、こちらで練習風景や活動内容などを発信して、「この高校、いいな」と少しでも興味を持ってもらえるような記事も出して、「大阪で野球をやろうかな」という選択肢を持つ選手が少しでも増えてくれればと思っています。また、時には読者からの意見や要望を反映した企画などを実施したり、読者の皆様と一緒に当マガジンを盛り上げ、僕自身も成長していきたいと思っています。そして、大阪という地を一緒に盛り上げていきましょう。このWEBマガジンがその一助になれば幸いです。
今のところ、基本的に週2日の更新を予定しています。時期によってはそれ以上の更新もあったり、曜日が不定期になったりすることもあるかと思います。できる限り、間隔が空かないよう、飽きさせないように必死に取り組んでいきたいと思います。
それでは皆様、よろしくお願いいたします。
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