かるたーの大阪野球マガジン

【継続試合が発生!】高校野球秋季大阪大会 2023 9月10日の結果

この日は日曜ということもあり、多くの試合が開催された。

ここまで順当に勝ち進んでいるところが多いが、ここへ来て公立勢の逆襲も見られるようになった。気になる結果は以下の通り。

 

1回戦

上宮 93 市立堺

花園 75 交野

信太 8x7 大阪青凌

大産大付 不戦勝-棄権 和泉総合

 

2回戦

天王寺 95 千里青雲

明星 54 山田(5回裏途中継続試合)

関大一 161 みどり清朋(5回コールド)

北野 103 夕陽丘(7回コールド)

大阪学院大高 190 藤井寺(5回コールド)

常翔学園 111 富田林(5回コールド)

同志社香里 10x3 淀川工科(8回コールド)

43 高槻

興国 10x0 大阪国際(5回コールド)

八尾 96 早稲田摂陵

近大付 7x0 常翔啓光学園(7回コールド)

山本 54 上宮太子

清教学園 10x0 東住吉総合・大正白稜・福井・箕面東(6回コールド)

浪速 311 枚方なぎさ(5回コールド)

大阪偕星学園 85 登美丘

岸和田産 137 関西大倉

 

近大付、興国、大阪学院大高、清教学園がコールドかつ無失点と安定感ある戦いで勝ち進んだ。近大付や興国はさすがという結果だが、清教学園も1回戦に続いて無失点での勝利。大阪学院大高は大阪市立大(現大阪公立大)を強打のチームに仕立てた辻盛氏が監督になって、強打のチームができあがりつつあるのか19得点の大勝。辻盛監督のメソッドが高校野球でも浸透した時にどんなチームができあがるのか。今後が楽しみなチームだ。

他に浪速、関大一が大勝、大阪偕星学園は登美丘に辛勝。1回戦で上宮が勝ち進んだ一方で上宮太子が山本にまさかの敗退となった。ただ、山本は西口直人(現楽天)の母校で部員数が少ない年があっても大阪八尾ボーイズ(八尾フレンド)の地元ということもあり、ボーイズ出身の選手がいることがある。侮れない存在だろう。さらに今夏、シード校だった関西大倉は岸和田産に点の取り合いの末に敗退。八尾も早稲田摂陵に勝利。昨秋、今春と強豪私学を次々になぎ倒して勝ち進んだが、今年もそれぐらいの強さはあるのか。今後の戦いに注目だ。

なお、明星と山田の試合は午後から降ったゲリラ豪雨の影響で継続試合となった。おそらく、最短でも一週間後になると思うが、この間に体育の授業中や時期的に文化祭の準備などでの不慮の事故によるケガが心配だ。なんとか続きが無事に開催されて決着することを願う。

この日は順調に私学が勝ち進む一方で、公立校の逆襲もあったり、継続試合が出たりといろんなことが起きた1日となった。ここ2年ほどは公立校の劣勢な面が顕著な大阪だが、少しずつだが改善の傾向が見られる。どこが上位に残るのか、まだまだ戦いは始まったばかりだが、楽しみは尽きない。

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