オープン戦 観戦記 マツゲン箕島硬式野球部×阪南大学
3月2日になり、高校野球は対外試合が解禁。
それに先立ち、大学、社会人野球、独立リーグなどもオープン戦がすでに始まっている。2月29日には和歌山県のマツゲン有田球場にて、マツゲン硬式野球部と阪南大学とのオープン戦が行われた。中盤以降、悪天候の中で行われたが、なんとか9回までやりきることができた。スコアは以下の通り。
阪南大
000011100 3
30010000X 4
マツゲン
マツゲンが1回裏二死走者なしから岡悠貴(和歌山大)の二塁打を口火とし、一気に3点を先制。昨春の近畿学生野球連盟のリーグ最優秀投手に選出された阪南大の先発・森田聡(大塚・3年)の立ち上がりを攻め立てた。マツゲンは先発の山元魁人(浪速→太成学院大)が安定した投球でゲームメイク。後半にかけて阪南大が追い上げたものの、マツゲンが前半のリードを守り切った。

この日、マツゲン箕島硬式野球部の先発・山元魁人。昨年と比較すると、球質や変化球の精度も向上(写真は昨年3月のもの)

阪南大の先発・森田聡。3年生だが、下級生時から主戦投手として起用され、今年はエース格の活躍が期待される。

地元の和歌山大から、マツゲン箕島硬式野球部に新加入の岡悠貴。この日は凡退の打席でも快音を残すような当たりを放ち、好調さが窺える
マツゲンは早くも6連戦というハードな日程に加え、今年も多くの新戦力が加入し、打順やポジションなどは手探りの状態。阪南大もここから、多くの対外試合をこなし、新入生を含めたリーグ戦へ向けての調整に余念がない。お互い、まだまだ守備の連係などで細かいミスもあったが、ここから、チームを仕上げていきたい。
また、今年で2年目を迎える松本佳高(初芝立命館高→日本体育大)、ジェイファムの休部に伴い、今年からマツゲンに移籍してきた白瀧恵汰(履正社)の両選手の高校時代の印象やお話、今年にかける思いなどを語ってもらったインタビューも後日、掲載予定。