【高校野球】大阪・南地区公立大会 3位決定戦、決勝戦の結果
甲子園では春のセンバツが開幕。3月22日は大阪勢では大阪桐蔭が初戦を迎えていた中、同じ府内では南地区公立大会の3位決定戦と決勝戦が行われた。結果は以下のようになった。
3位決定戦
(8回コールド)
久米田
020100010 13
02001000 3
生野
決勝戦
(7回コールド)
泉陽
0013000 4
004403× 11
八尾
近年、部員数減少、成績も低迷するなど厳しい現状が目立つ大阪の公立校。この結果だけ見ると、公立校間でも格差があるのかと思われるが、個人的には思わぬ大差がついたなという内容で、やはり、上位に進出するような公立校であれば力のある選手も多い。また、詳しい試合レポは後日、掲載するが、3位決定戦を制した久米田は8回の集中打、決勝戦を制した八尾は新基準バットを前提とした前寄りの守備位置をものともしない積極的な走塁と判断、外野の間を破る当たりなど打力も見事だった。まだ、センバツが開催中だが、春季大阪大会も目前に控えており、この日の試合で勝利した久米田は2回戦からの登場で初戦は堺工科と、八尾は初戦でいきなり大阪桐蔭と対決する。この日、敗れた生野と泉陽の2校も同じAブロックに属しているため、お互いに勝ち上がれば5回戦までに対決する可能性がある。

生野は先発の澤近淳志が5回3失点と試合をつくるなど、3人の継投で勝負。ベンチにも入りきらないほどの部員数で選手層の差を見せるが…

久米田のエース・原田紘輔は8回3失点の粘投。7回裏、1死一、三塁のピンチを併殺打で切り抜け、渾身のガッツポーズ

球の出所が見づらいフォームの泉陽・吉田惺。立ち上がりは八尾相手にも上々の投球を見せていたが…

八尾は中盤以降、泉陽のエース・吉田を捉えて、得点を重ねた。新基準バットになっても変わらない走塁への意識、鋭い打球を飛ばす打撃面も見逃せない。今後も要注目だ
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