【高校野球】第106回全国高校野球選手権大阪大会5回戦 13日目のまとめ【大阪】
24日、5回戦16試合が行われた。試合結果は以下のように。
5回戦
◆シティ信金スタ(舞洲)
上宮 3-1 豊島
東海大大阪仰星 10-0 桜宮(5回コールド)
◆万博
早稲田摂陵 4-2 太成学院大高
履正社 8-0 金光大阪(7回コールド)
◆南港中央
大商大高 8-1 大塚(7回コールド)
大産大付 3-2 近大付
◆くら寿司スタ
東大阪大柏原 1-0 高石
大阪桐蔭 8-4 大商大堺
今年も公立勢は8強を前に全滅した。その中でも高石、豊島は接戦で食らいついたが、及ばなかった。桜宮も早めの継投で仕掛けていくも仰星の勢いを止めることはできなかった。まだまだ続く公立勢の苦境だが、桜宮は昨秋は4強入り、大塚も2年連続で5回戦進出と爪痕は残せている。また、大会序盤では高石がシード校の阪南大高を下すなど、やりようはあるように見える。この夏以降、公立勢がどのようなチーム作りをするのか。秋にその姿を見たいと思う。
他を見ると、大阪桐蔭、履正社が8強へ勝ち進み、この夏はさすがは二強という戦いを見せている。履正社は昨秋、延長戦までもつれ苦戦した金光大阪相手に7回コールドで完勝。中盤まではエース同士の投げ合いだったが、6回に履正社がビッグイニングをつくって大きく突き放した。大阪桐蔭は最終的には点差を広げたが、大商大堺も一時は1点差にまで詰め寄る粘りを見せた。実は2校の直接対決は春や秋は何度かあるが、夏は2005年の決勝以来。この頃から、大商大堺は悲願校として名を馳せている。甲子園に届く日は来るのだろうか。
他では大商大高がコールドで快勝し、早稲田摂陵、大産大付が強豪対決の接戦を制した。早稲田摂陵は初の8強入り。摂陵としての現校名となる最後の年に名を刻んだ。早稲田摂陵の8強入りが新鮮だが、大産大付も夏は2015年以来、9年ぶりだ。
さて、8強の顔ぶれがそろった。私学勢にとってはここからの戦いが本番といったところだろう。